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新年度は忙しい   

私の今の仕事での1日の勤務時間は6時間だけれど、昨日は残業することなく倍ぐらいの時間、働いた気分。

年度始めはメチャクチャ忙しいなあ。
そして、先生の無茶ぶり。
2時間、突然のオリエンテーションをやった。

まだ準備はしてないんだよねー、やるときは2週前には言ってよねーなんだけど、頼まれてやらないのもなんかイヤなのでやった。
会社には内緒だ。
当然、準備不足の内容だったが、昨年のオリエンテーションのテンパリストっぷりに比べればまだましか、と思った。

私はかれこれ35年ぐらいどっかで働いている。
その中でフルタイムの会社員だった時期は1/3ぐらいで、あとはパートとか、図書館の非常勤とか2つの図書館の掛け持ちとかをやってた。
もちろん、中にはすっごく忙しい仕事もあった。

40代のはじめの事務のパートなんて、規模のデカい会社の本社だったので大人数の中に埋没してテキトーに働けると思いきや(動機が不純)、とんでもなかった。
それ以前の正社員での事務職より数段忙しかった。

パートなのに工場の生産管理なんかをやらされ、全国津々浦々のシステムキッチンの生産計画は私が作っていました(もちろん上司のチェックは入ってたけどさ)。

毎年、計画を立てる1~3月の時期はしょっちゅう残業だったし、あまりの仕事の多さに、その時期はナチュラハイみたいになってた。
たいした話じゃないのに爆笑したりとか。

北海道の工場長から名指しで電話が来て「数字がおかしい!」と怒られ、でも話しているうちになんだかフレンドリーになり、出張で本社に来たその人に、会社の隣のショールームのレストランのランチをごちそうになったりしたっけ。
「あなた、パートさんなんだってねえ」とか微妙なことを言われながら。

今思えば、むしろパートだから「失うものなんて最初からないしよ」でやれていたのかも。
特にたいした研修もなく配属されて、まるでスキーの上級者コースに連れて行かれ、「さ、ここから滑り降りなさい」と言われたみたいな感じ。
滑り方がわかりません、と言うと、人生経験で行け、と言われたみたいな。
開き直って滑るしかなかった。
そこに居ても寒いだけだし。
ま、年下上司も、なんだかんだ言って、きちんとフォローしてくれていたような気がする・・ような、しないような。

泣きながら覚えたExcelも、今もけっこう役に立ってるし、いまだにテニスも一緒にさせてもらっているし、Jリーグの選手を間近に何度も見ることができたし(?)すっごく忙しい4年半だったけれど、お給料が安かった以外はイヤな思い出はない。
・・給料が安いのがいちばんイヤっちゃあイヤだが。

それに比べれば、図書館はぬるま湯だった。
たいへんだったけど、環境はぬるかった。
そのぬるさの心地よさが今でも忘れられないんだけどね。

今の仕事の忙しさは独特。
自分ではいかんともしがたい忙しさ。
自分がどんなに前もってスケジュールを作って動いても、雇用主の委託会社や、学校や、先生や、子ども達次第で、全てムダに終わる。
返事が来ない、予定が変わる、忘れられる、至急の案件が入る・・などなど。

正直、今いちばんネックになっているのは、会社からの連絡が遅いこと。
GOサインが出ないと次に動けないことがたくさんあるのだが、これがなかなか出ないのだ。
理由は明らかに人手不足。
大勢の現場のスタッフをこの人数で動かしているのかよ!?とビックリする。
しかも、私のエリアを取り仕切っているのは実質1名。
この人じゃないとわからないことだらけ。
なのに、この時期、新人に同行して学校に行っていて会社にいないことが多い。
急がない用件はメールにしているが、そんな流暢なことを言っていられない事態も多々あって、そういうときは電話をするのだが、わかる人がいない。
困る。
すごく困る。
こっちも、これでもかなり事前にいろいろ準備したり、前の週に「来週までご回答を」的な連絡をしているつもりなのだが、徒労に終わる。

とはいえ、子どもは面白い。
数多い現場のスタッフ達もみな私と同じように不安や不満をたくさん抱えながらこの仕事を続けているのは、結局、これに尽きるんだろうなあ。

オリエンテーションでも、昨年度によく図書室を利用した子たちは、私を見るなり「あ、同じ先生だ」「どっかで見た人」「今年もよろしく!イエ~イ!」とか言っちゃって、自分が図書室のこの人とけっこう昵懇であることをアピールしたりしておかしかった。

そういう、「なんか面白い」子ども達はある意味、麻薬なんだろうな。
たとえが不穏当ですが、なんだかんだ言って抜け出せないみたいな。

あ、やっぱり不穏当。

by kuni19530806 | 2015-04-17 10:21 | 仕事

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