沈黙博物館   

小川洋子著『沈黙博物館』を読む。

そうかー、小川洋子さんは15年も前にこんな小説を書いていたのか。

私は「クラフト・エヴィング商會」のことはよく知らなくて、去年行った世田谷文学館の展示で見たもの、そこで知った情報が全てなのだけれど(そのときの感想はこれ→)この小説はまるでクラフト・エヴィング商會じゃないか、と思った。
装丁もクラフト・エヴィング商會の二人だしね。

でも、単行本と文庫本の表紙は違う。
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相変わらず、「優れた村上春樹」という読後感。
今回は特に『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の「世界の終わり」の方が脳裏をよぎった。

先日読んだ『ことり』でも感じた、平穏さと不穏さの混在が醸し出す独特の不安感がすごい。
閉じているからこその平穏、閉じているからこその不穏、その共存がこの作者の一貫したテーマなのかもしれない。

すごく恐れ多いことを言うが、もし小説を書くとしたら小川洋子さんみたいな小説がいいな。
「小川洋子さんみたいな」と言ってる時点で終わっているわけですが。

関係ないけど、先日のお出かけ先の画像も貼っておこう。
楽しかったから。
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by kuni19530806 | 2015-02-10 21:06 | 読書

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