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星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会(今日はリンクがいっぱい)   

世田谷文学館で開催されている星を賣る店 クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会を見に行く。

すごく混んでると聞いていたが、雨の平日のほぼ午前中だったのでそれほどでもなく、よかった。
ほとんど予備知識もなく行ったが、面白かった。
架空のお店の棚卸しというテイで、ひとつひとつに商品番号と、直接的だったり一見意味不明な名前のついた品々は、趣味が良くて、ほとんどがちまちまとした小物。
それらが箱に入って並んでいるというレイアウトの展示だった。

「稲妻の先のところ」があるかと思えば、あの有名なタバコのピース缶があったり、実在してたのか創作なのかわからない「電氣ホテル」の広告紙片(?)などなど。
現実と創作の境目がわからない幻惑感や、上品でユーモアにあふれたセンスが前面に出た商品達は、気分がいいというか、いやらしさと紙一重の好印象。

なぜか、1980年代の村上春樹作品が脳裏をよぎった。


その後、昭和レトロの喫茶店「宝石箱」に行ってきた。
以前からちょっと気になっていて、twitterでこのお店をフォローしていたのだが、世田谷文学館のわりと近くだった気がして、一緒に行った友人に申し述べたところ、すぐにスマホで検索してくれ、行くことに。
スマホ、やっぱり便利だ。
便利であることと、それが欲しい、はイコールじゃないのですけどね。

まんま、昭和40~50年代でした。
マルベル堂のプロマイド、EPレコード、漫画、明星や平凡の表紙のコラージュ、そして玉のれん。
店内で流れる音楽もその時代オンリー。

そうか、桑江知子の「私のハートはストップモーション」は、今の30代は知らないのか。


このところ、花粉症のせいもあり、あまり気分転換になるような外出をしていなかった。
やっぱり鬱々してしまうものだなあ。
出かけてずいぶんすっきりした。
楽しかった。

そして、ゾロメ女も更新されています。
「春なのに『冬の作戦』について考える」です。

by kuni19530806 | 2014-03-27 20:35 | お出かけ

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