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風の中のすばる~   

自分はちゃんと元旦に到着するように年賀状を出していないくせに、やっぱり年賀状を見るのは正月の楽しみだ。
やりとりをしてくださっている方、私のはそのうち届きます。
いつも遅くてスミマセン。

今年も年賀状でいろいろと思うところがあった。
同い年のMさんは、2~3年前からけっこう難易度の高い資格にチャレンジしている・・と思ったら、最短コース(たぶん)で合格し、仕事のスキルアップに成功してなんだかスゴイやる気まんまんだなあ、と思った途端に離婚し、引越しもし、今は働きながら通信教育で大学生をやっているとのこと。
ジャズボーカルもやってるそうです。

前の会社で私にパソコン、特にExcelのことを一から教えてくれた、頭と容姿と性格とノリが良くて、でも仕事に関しては厳しくて、漏れ聞き及ぶ私生活はやる気がなくて家ではロクに掃除もしないらしかった、と思いきや突然会社の書道部なんぞに入ったり、超モテモテだったのに男子に媚びたり思わせぶりな態度を一切とらず、が、オシャレで休憩中はギャル語を使い、かと思えば社食では焼き魚定食に小鉢の納豆をつけてキレイなお皿で完食し、親子仲良しなんて気持ち悪い!と宣言するような、あらゆる意味で私の理想の「若い女子&OL」で5年前ぐらいに結婚したN子ちゃんは、ダンナさんの転勤で去年の4月から福島に住んでいる、ことも年賀状で知った。
郡山かあ。
転勤が決まったときは正直いろんな思いがあったのだろうなと思う。
でも年賀状の文面と写真はすっごく楽しそうだった。
ああ、N子ちゃんの「地上の星」を聴きたい!
中島みゆきのモノマネ、真剣だった。
あれは絶品だった。
カラオケで、腹筋が痙るほど笑ったっけ。

ある程度長く生きていればまあ人生いろいろあって、前もって予想できたこともいっぱいありそうに思えて、実は1個もないよな・・と年賀状を見ても自分を鑑みても、思ったりしています、あらためて。

たとえば、私は今年の3月いっぱいで失職します。
それは数年前からわかっていました。
でも、仕事をなくすこと自体より、今は職場の同僚達と別れることの方が数倍淋しいという、まるで卒業間近の女子高生のような心境です。
自分がそんな心持ちになることなんてちょっと前までは思いもよらず、微笑ましいような、うろたえてしまうような、ちょっとバカバカしいような、せつないような、そんな気持ちを抱えた年明けです。

前もって予想できることは「出来事の概要」とそれに関する漠然とした「自分ならこう感じるに違いないという固定観念」です。
リアルな感情は予想なんてできません。
予想できてるつもりでも、まず裏切られます。
自分自身のことでも。
自分自身だからこそ?
実際そうなって、自分はこんな風に感じるものなんだと新鮮に驚くことの連続です。
現実の前では、予想や覚悟なんて机上の空論で、「案じ過ぎ」で肩すかしや気の揉み過ぎだったりすることも多々あるけれど、それも含めて、ちゃんと予想できることなんて1個もない、と今更ながら思ったわけです。

アオクサイ言い方ですが、今思い描く将来は、あくまでも「今思い描いている」だけの絵で、それが現実になれば違った描法のまるで違った絵です。
それは不安なことだったりもするけれど、リアルに予測できないことを不安がっても詮ないし、まあなんとかなるだろうとあとはあの、あの「なりゆき大明神」の手管にお任せするしかないと思う年の初め。

元旦に届いたお友達のメールに「今年のテーマは『ジャンジャンバリバリ』です」とありました。
ちょっと閉塞感に苛まれていた年末から年明けの自分に風穴を開けてもらったような気持ちになりました。

今年もいろいろあるだろうけれど、現実の絵をほうほうと見続けて落ち込んだり安堵したり調子こいたり呆然としたり、を繰り返すのだろうなあ。
それでいいや・・ってか、それしかできないし。

by kuni19530806 | 2013-01-02 23:15 | その他

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