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だめんず   

職場で「だめんず」の話になって、気がつくと堰を切ったように、自分の父親と次兄がいかにだめんずかを語っていた。
仕事中だっていうのに。

このろくでもない身内二人に対して、言葉にしてみて初めて気づくこともあるのだ、と思う今日この頃。
特に次兄に関しては、今まであまり人に詳細を話したことはなかった。
理由は単純。
話すとムカつくから。
若いときは、家の恥だとすら思っていた。
でも最近になって、同じくめんどくさい兄弟を持つお友達とメールで「めんどくさい兄弟」を自慢・・じゃない、プレゼンし合うようになった。
そしたらすごくラクになったのだ。
同じ懸案を持つ者同士のシンパシーとか心強さ、今まで溜め込んできたものを吐き出したスッキリ感、ももちろんあるけれど、次兄のダメさを文字にすることで、これまでしてこなかった次兄の分析をし始めたのだ、私。

次兄は
心身が弱い。
プライドが高い。
見栄っ張り。
怠け者。
神経質。
気分屋。
短気。
被害者意識が強い。
お調子者。
自意識過剰。
自分を客観視できない。
飽きっぽい。
人の視線が怖い。
いつも自分以外が悪い。

そう。
そのへんの人々と一緒だ。
私もほぼ当てはまる。
ただ、このすべてに「人一倍」(二倍でもいいけど)か、時には「病的に」という接頭語が付く感じ。
私には付かないのか?と聞かれると、「付くかも」と答えるしかないわけですが。

この次兄の性質は、なにもあらためて分析するまでもなく、ずっとわかっていたことではある。
けれど、それを本人の具体的な言動とちゃんと結びつけて考えたことはなかった。

たとえば今回の長兄の七回忌だ。
次兄は直前まで「出る」と言っていたのに、3~4日前にドタキャンした。
表向きの理由は腰痛だ。
私は当初、「ああ、また」と思っただけだった。
今までにそういうことが数限りなくあったから。
そして、轍にハマるようにお決まりの腹立たしさを覚えた。
理由なんて理解したくないし、そもそも説明などつかないことでしょ、と。
でも、それを次兄の「自分でもどうしようもない(かもしれない)気質(もしくは器質)」と照らし合わせると、簡単に説明がつく。
誰にでも。
なんで今まで私は照合作業を怠って、ただむかっ腹を立てておしまいにしてたんだろう。
身内だからか。
腹立たしいのでそれ以上、次兄のことを考えたくなかったからか。
たぶん、そうなんだろう。

分析しても腹立たしさが緩和されるわけでは必ずしもない。
私はドタキャンを知って以来、次兄には連絡していない。
でも、分析すると自分がラクになることがわかった。
たとえていえば、お腹が痛くなって最初はその原因がわからなかったが、思い当たるフシにたどり着いたらラクになった、に似ているかも。
腹痛が治ったわけでもないのに、原因がわかった時点で、痛みが緩和されたような、あの感じ。
掌握感?

次兄はエラそうな妹に忸怩たる気持ちも持っているので、これから私が注意しなければならないのは、次兄にこの掌握感を悟られないようにすることかもしれない。

しかしめんどくさい。
でもめんどくさい身内を持つのは私だけじゃないし、自分だってかなりめんどくさい部分はあるし、今後、加齢や突発的な出来事で自分ももっとめんどくさい人間になる可能性は大きい。
自分がすごくめんどくさくなったときのために、今、あまりめんどくさいと大騒ぎしないようにしよう、でもするけど。

とりあえず、今、物理的にイチバンめんどくさいのは父親だ。(既に前言撤回)
あー、やれやれだ。

by kuni19530806 | 2012-02-05 23:14 | その他

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