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夏風邪   

夏風邪をひいてしまいました。
今週のアタマから、汗のかきかたと鼻のとおりに不穏なものを感じていたのですが、決定的な敗因(!)は、水曜日の夕食後のソファでのうたた寝。
夫が楽器の練習のためにエアコンの設定温度をかなり低めにしてたのに、そこで練習時間分たっぷり!、要するに一時間寝てしまった。
起きた瞬間、いや~な寒気がしたんだよね~。

でも、脳内の記憶を改竄し(?)それはなかったことにして木曜日はやり過ごし、今朝も「全然大丈夫!」と出勤したのですが、徐々にクシャミと鼻水とダルさ攻撃に侵食され仕事にならないので、職場でものすごく久しぶりに風邪薬を飲みました。
クシャミ3回ルル3錠の法則、今も健在なんですねー。
律儀に3錠飲んだよ(あたりまえか)。
本日は大切なお客様がいらっしゃったのですが、なんとかひどいボロは出さずに済みました・・たぶん。

それにしても、暑いのに風邪ひくのって、めちゃくちゃダルいわ~。
汗をかくのに寒いし、弛緩してるのに節々がこわばって、身体がうらはらな感じ。
でも心身が鈍感になってるせいか、さっきの地震、けっこう大きかったのに「はいはい、地震ね」とやり過ごしてしまった。
ソファに横たわったまま、起き上がりもせず。

やっぱり、人は目の前・・さしあたっての懸念度の大きい順に反応するんですね。

ところで
ほぼ日の「福島の特別な夏」を読んでいたら、いろんなことを思い出し、いろんな思いが交錯もしました。

話題になってる相双連合の3校のうち、富岡高校は私が物心がついたときに住んでいた町の高校で、相馬農業高校はその次に住んでいた家のすぐ隣にあった高校です。

隣といっても、当時、私は幼稚園(!)だったので、高校なんて大人の集まる近くても遠い場所だった。
でも本当に隣だったので、なんとなく常に気配を感じながら暮らしてる感じでした。

校内に足を踏み入れたのは一度だけ。
文化祭。
母親と行って、採れたての野菜を買い、模擬喫茶でココア(たぶん)を飲んだ。
場違いな場所に潜入していることにドキドキしたことを覚えています。

あれから長い年月が過ぎましたが、今回のような震災と原発事故がなかったら、私は富岡町のことも原町市(南相馬市)のこともたぶんこんなに思い出すことはなかった。
そして、こんなに覚えているとは思わなかった。
眠っているだけの記憶っていっぱいあるんですねー。


今回、相双連合のことを聞き、これは話題になるだろうと思い、実際に話題になったわけですが、ほぼ日のレポートを読むまでもなく、1回戦の対戦相手校はにわかヒール扱いでさぞややりづらいだろうよ、とも思いました。
それでなくても人はスポーツに物語性を求めるし、そこに悲劇的スパイスがあるのを好む。
いたいけな十代(!)の高校野球ならなおさら!

相双の1回戦の相手は私の母校、喜多方高校でした。

結果は、8対1で喜多方高校の勝ち。
もしかしたら、当の相双連合の野球部員よりマスコミの方ががっかりしたかもしれません。
私だって、相双が勝ったら流れるはずだった『栄冠は君に輝く』を聴きたかった気持ちはある。
たぶん動画があったら泣いた。

もちろん、喜多方高校には勝って欲しかったのに、そういう相反する思いが共存するのって、あらためて考えると日常ですね。
突然ですが、大人になることのために出来る努力があるとしたら、そういう自分の中の矛盾を拒絶せず受け入れることなのかなあと今思った。

あ、もしかして熱に浮かされてるかも。
アタマの芯が不自然にアツイかも。
寝よ。

by kuni19530806 | 2011-07-15 23:13 | その他

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