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その後   

気が休まらない日々が続いていますが、その後、いかがですか。

私の職場は現在は時短で開館中です。
照明も暖房も落とし、ちょっと寒々しい感じですが、当然、そこに不満はありません。
区内の公立図書館は全面的に閉館しているところも多く、節電を考えると開館していていいのか、と思わないでもありませんが、薄暗い館内の新聞コーナーに朝いちばんに来て黙々と各紙を読み比べる驚くほど大勢の利用者(年配の方が多いですが若い人もいます。自宅待機でしょうか)や、赤ちゃんを連れた若いお母さん、午後からは子ども達・・・などを見ると、開館していることの意味も感じます。
もし自分が独り暮らしだったり日中独りでいることが多かったら、この不穏極まりない状況では近所に図書館があればそこに居たいかも。
だって、本当に不安で怖いもの。

ちょっと気が緩んだ頃に決まって襲ってくる余震・・静岡や千葉が震源の地震を余震と一括りにしていいのか・・その広範囲さというか拡大化がますます不安を募らせます。

そして原発。
いったいどうなってしまうのでしょうか。

正直、仕事をしていても気持ちがざわざわしてしょうがありません。
品薄現象に加担したくないと、食料品や日用品の買い占めはしていませんが、これで順番停電になって大丈夫なのだろうか、とそれはそれで不安です。

そんな気分で出勤した自分にできることはいったいなんだろう、と自問して、14日から特設で「災害・防災関連図書コーナー」を設置しました。


福島の親戚や友達とは連絡がとれました。
いわき市の北部の四倉というところで医者をやっている従兄の無事も確認できました。
ここを読んだ人のなにかの参考になれば、と従兄が会津在住の別の従兄宛にくれたメールの転送を無断で転載します。
ちなみに、この情報は13日の時点です。
医学用語っぽいものが入っていますが、これは会津の従兄も医者だからでしょう。
ふん。
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自宅は物が散乱している程度ですが、四倉の診療所は30cm位の床上浸水で1階は泥が堆積しています。
復旧に取り組みたいところですが、避難所をまわること、医師会長としての仕事があることと、放射能漏れの問題があるため手つかずです。

さて、本市の医療状況ですが、私のように海沿いの医療機関を除いては機能低下はあるものの診療は可能のようです。
地震そのものよりも津波による被害が甚大で、水死が非常に多いものの、外傷による救急搬送はほとんどありません。

しかし、市内140カ所に設置された避難所には14,000人もの人が収容されております。うち8,000人は楢葉町、広野町からの避難民で、残りは 地震や津波で家を失った本市の人々です。幸い、前いわき市医師会長で日本医師会常任理事の石井正三先生の要請で東京都医師会や岡山医師会などから、DMATやJMATの4チームが駆けつけてくれたので、本日ほとんどの救護所をまわることができました。すぐに入院が必要な避難民はおりませんでした
が、薬がない人がほとんどで、これからの巡回診療やメンタルヘルスケアが重要と思われます。
なんとかがんばります。

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私も意気消沈してばかりもいられません。
鉛を呑み込んだみたいな気持ちをなんとかせねば。
報道を見ていると辛くて、つい消してしまいますが、それでも今被災地が、原発がどうなっているか気になってしょうがない・・・のはあたりまえか。

とにかく
どうかどうか、原発がなんとか鎮まりますように。

by kuni19530806 | 2011-03-16 15:51 | その他

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