人気ブログランキング | 話題のタグを見る

今朝子の晩ごはん~仕事も遊びもテンコ盛り篇   

松井今朝子『今朝子の晩ごはん~仕事も遊びもテンコ盛り篇』を読む。

リアルタイムのブログはそんなにマメに覗いてないんですが、書籍化されると読みたくなります。

副題のとおりです。
本当に元気だなあ、今朝子さん。
たぶん昭和20年代後半のお生まれかと思いますが、仕事の方は小説のみならず、NHKの『知る楽』の歌舞伎講座の講師としてのテレビ出演(+テキスト出版)、月1ペースぐらいでの講演、そしてブログ更新。

遊びは、週一の乗馬(しかも往復4時間かけて・・・最近、乗馬クラブに近い埼玉に引っ越された模様ですが、この当時2009年はまだ三軒茶屋在住)、お茶もやり、もちろん歌舞伎と舞台は足繁く見て、カメを愛で、しょっちゅう誰かと会食し、京都の実家にも何度も帰り、合間に時事を語る・・・。

そして何より、ほぼ毎日お料理をする。
この日記はQP(キューピー3分クッキング)の副読本という役割も担っています(?)。

こういう繁忙人の日記を読むとたいてい圧倒され「わたしら凡人とは違うよ」とちょっとやさぐれたくもなるもんですが、なぜかフシギとこの今朝子の晩ごはんシリーズはそうなりません。
リーグが違いすぎることもさておき、今朝子さんによけいな謙遜がないからかも。

自分の失敗や弱さも隠さないし、弱音や愚痴もあります。
今回は2009年上半期の日記なので、オバマ就任と比較するように日本の顔のひん曲がった首相を完全にバカにして「アソー君」と呼んでいたりします。
が、そのネガティブさも含めて全てが浮世離れというか、公家っぽい感じ。
専門分野や自分の好きなこと(乗馬)における表記や集中力があまりに見事で明晰で一直線なので、どこか畏れ多くて、「こいつ、スカしやがって」という風にならないのです。

それにつけても、松井今朝子さんの寺門整体に対する信頼は凄いですね。
この日記を読んでいると、こっちも寺門琢己の整体を受けたくなる。
今、ネットで検索したら100人だか100日待ちでしたが。
料金もハンパじゃないんだろうな。
これを毎週のようにふつうに受けている今朝子さんはやっぱり浮世離れだ。
ま、私のように、今朝子日記を読んで彼の整体に興味を持つ人間も多いでしょうから(それまでは、著作を見る限り「うさんくせー」としか思いませんでした)、今朝子さんは広告塔みたいなもんです。
料金なんて払ってないんじゃね?払ってるとしたらもう払わなんでもいい!と部外者は思うわけですが。

とりあえず、寺門著作をもう一回、読み直してみよっと。

今朝子の晩ごはん~仕事も遊びもテンコ盛り篇_a0099446_13394495.jpg

by kuni19530806 | 2011-02-06 23:36 | 読書

<< エルニーニョ 未公認会計士が丸くなる >>