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アツが出てきた   

それにしても暑いです。。。

今日は通院日でした。
週一で骨折箇所のレントゲンを撮っているのですが、それももう5回目。
そんなに頻繁に撮って大丈夫なんですかねー。

ようやく「折れた溝が埋まってきた」とのこと。
担当医は小柄で痩せていて貧相で、見た目も物言いも頼りなさげなオジサンです。
レントゲンの画像を映すパソコンの操作もちょっとたどたどしい。
で、こっちが診立てに怪訝な表情でも見せようものなら、まるでクレーマーに対応する気弱なスーパーの店長のように、ちょっと必死な感じで客(患者)に現状を説明します。

高飛車な医者とどっちがいいかは人それぞれでしょうが、私が通うこのクリニックは、医者はあくまで診断のみ、それ以外の治療(物理療法、略して「物療」というようです)やギプス・包帯装着、日常生活に関する質疑応答などは全て併設されている治療室で理学療法士が行う、と完全に棲み分けがされていて、お笑いコンビ「フォーリンラブ」のハジメ似の理学療法士の先生が医師の頼りなさをフォローするかのごとくてきぱきと適格に対応してくれるので・・・そしてなにより、先月オープンして医療器具が最新鋭っぽいことに活路を見出したく(?)通っています。

いつものように、今日も診察後、治療室に移動し、ハジメ先生に「どうですか?」と聞かれたので、「やっと折れた溝が埋まってきたそうです。やっとです・・」とちょっと苦笑しながら言うと、「特に遅くはないですよ。レントゲンには映らないことも多いですから」とのこと。

えっ?そうなの?
なんかそれって、ここ1~2週間の自分の「それにしても治りが遅くねーか?」という、ジレンマというかじれったさというか情けなさを根底から覆す、みたいな。
せめて先週そう言って欲しかった的~な!?

ハジメ先生は、私の「そ、そうなんですかあ」を軽くスルーすると、骨折箇所をけっこうグッと押し、「痛くないですか?」と聞きます。
これが全く痛くない。
最初から骨折箇所の痛みはほとんどないのです。
要するにこれって、骨は折れたけれど、周りの組織は全く損害(損傷とも言うか・・って損傷だろ)を受けていない、ということなんでしょうかね。

私「痛くありません」
ハ「アツが出てきましたね」
私「アツ?」
ハ「前回までは骨のアツがまだ弱かったんですが、今日はだいぶしっかりしてきました。骨が修復されているということです。これからは徐々に足の稼動範囲を拡げた方がいいので、次回はギプスを縮小しましょう」
私「あ、そうですか(アツは圧力の圧なのねと勝手に納得)」

骨折の修復状況なんてレントゲンでしかわからないと思っていました。
なので今までは、その画像に一喜一憂していたわけですが、そういえば世の中にはレントゲン以前の古来から「触診」という診断方法があったんですね。
確かに、画像には一目瞭然の歴然感があるし、こっち(患者)にもわかりやすい。
でも、だからといって、見えることが全てじゃないんですね。

「レントゲンに映らないことも多い」って、リンダリンダの「写真には写らない美しさがあるから」みたいだ!?

そんなわけで、ようやく長いトンネルの出口の灯りがちょっと見えてきたかな、です。
完治にはまだしばらく時間がかかりますが、昨日までは、出口の方向すら見えてない感じだったので、ちょっとふて腐れてました。

クリニックの帰りに、お気に入りの喫茶店に寄り道。
30分程度の滞在でしたが、この1ヶ月、家と職場とクリニックしか行ってないので(先週、突発的飲み会には行ったけど)、なんだか喫茶店がやけに新鮮でした~。

たくさんの方にご心配をおかけして、暖かい言葉をかけていただいたり、いろいろお気遣いもいただき、本当に感謝しております。
まだ治ってませんが、亀の歩みながら鈍意回復中ということでご報告。

by kuni19530806 | 2010-09-04 22:28 | その他

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