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誕生日とマダムの会   

無事に誕生日も過ぎ、仕事はアクシデント、トラブル続きながら、私生活は基本的には平穏です。
なぜ、ことさら「無事に」と書くかというと、自分の誕生日近辺って、あまりいい思い出がないもので。
特にこの10年。
その幕開けである10年前の誕生日には母親が危篤になりました。
「自分の誕生日が母親の命日になるのかあ」と妙に淡々と思ったことを覚えています。
母親はその後、10日近く生きてくれましたが・・・そうか、あれから10年経つんだなあ、とあらためて思ったりしています。
でも「いい思い出がない」を言霊(?)にしないためにも、10年でその不穏期は脱したってことで。
勝手にそう決定。

今年は、複数の友達から手書きの誕生日メッセージをいただきました。
ありがとうございました。
やっぱ、このお礼はメールじゃなくて手書きでしょ、と思っていますが、なかなか書けません。
もうしばらく、できれば長い目でお待ち下さい。
と業務連絡。


月曜日は、第1回マダムの会の会合でした。
これは、3月までの職場で、平日昼間のアルバイトをなさっていた主婦の方々を中心にした会です。
このいいかげんなネーミングはもちろん私です。

私はつい、専業主婦との付き合いが苦手だと思ってしまいがちですが、もちろん「専業主婦」などという十把一絡げの括りは強引ですし、この苦手意識のほとんどは十数年前に入っていたテニスクラブでの一部の主婦との付き合いにおけるトラウマによるものです。
そして、この「マダムの会」の人々は、そういう私の偏見のかけらを払拭してくれるメンツです。

率直でおおらかで元気で適度に下世話・・・だけど下品じゃなくて、こっちの話を楽しそうに聞いてくれる。
先月、前の職場の同窓会ランチがディズニーランド近くのホテルであったのですが、大きな声じゃ言えませんが、そこでの会よりマダムの会の方が楽しかったなあ。

議題(?)でいちばん盛り上がったのは、なんといっても、前職場の現在の悲惨な状況についてでした。
マダムの多数は前の職場の近くに住んでいるので利用者として行く分、私などより現況に詳しく、今、いかに惨憺たるありさまになっているか、詳細に報告されました。

私もこの日、異動以来、初めて前の職場に行ってみたのですが、確かに、平日の午前中で利用者はちらほらしかいないのに、窓口に人が並んでいたし、棚に戻るべき本がまだ戻されず、ブックトラックに山積みでした。
特集コーナーも残念なテーマやレイアウトでしたし、とにかく図書館でイチバン大事にすべき本棚全般がいたるところ、乱雑でした。

自分達が3月まで大事に育て続けていたもの(たとえそれが欲目とか幻想だったかもしれなくても)がすっかり荒んでしまっているのを目の当たりにして、怒りより哀しみを覚えました。
私が、自分の担当する棚に月単位で更新して貼っていた掲示物は、当然そのまま貼りっぱなしでした。
3ヶ月前の情報だよ。
せめて剥がしてくれ。
やっぱり、荒んでしまった昔の職場になんて行かなければよかったかも。
マダムの中にも「行くとイヤな気持ちになるので遠くの館に行くようにした」と言っている人が複数いました。

荒んでいる原因なのか結果なのか、前の職場は、制度変更2ヶ月を待たずして、すでに支店長が替わりました。
替わって支店長になった元チーフも、昇格して半月足らずの現在、体調不良で入院中です。
スタッフからも不満の声が聞こえてきます。
もちろん、利用者からも。
苦情の手紙が何通も寄せられています。
長い目で見ろ?
私も、もう少し時間が経てばマシになると思いたい。
でも、漏れ聞き及ぶ話や実際に見た感じでは、不慣れとかそういうレベルではなく、「道を間違えた」って印象なんですよねえ。

役所が断行した「誰もシアワセにならない制度改革」の見本みたいだ。

by kuni19530806 | 2010-06-17 23:41 | その他

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