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また、うさんくさい病名をつけられる   

私の持病(らしい)咳喘息をまた発症しました。
たいしたことはないのですが、ここ2週間ほど、咳が出始めると止まらなくなるので医者に行ったら、「マツモトさんは咳喘息をお持ちですからね」と言われ、一応レントゲンを撮り、「異状はありません。やはり咳喘息でしょう」という診断でした。

最初の発症は8年ほど前の秋。
風邪を引いて、他の症状は治まったのに咳だけが止まらず、2ヶ月くらい咳に悩まされました。
原因はわからず、咳止めも漢方薬も全く効かず、難儀しました。
就寝時に咳き込むことが多く、睡眠不足になったせいか、へとへとになり、その後、帯状疱疹も発症。
当時は「咳喘息」という概念がなかったようで、かかりつけの医者の診立ては「気管支喘息の前段階」でした。

やっと回復し、その後、しばらくは咳とは無縁になり、「いったい、あれはなんだったのだろう」と思っていましたが、2005年の春にまた発症。
この年は花粉の飛散が非常に多く、花粉症の症状のひとつで咳込んでいるかと思いきや、花粉が終わっても咳だけは止まらず、また同じ医者に行ったところ、今度はソッコーで「これは咳喘息ですね」と言われました。

セキゼンソクー!?
なにそれ?
うそくせー病名!
それって症状&症状じゃないの?
なんだか「あなたは『けいれんふるえ』という病気ですね」と言われたみたいな。
テキトーに言ってるだろ感がないか?

私は怪訝な顔をしたらしく、医者はまるで言い訳するように、「この名前が付いたのは最近ですが、とても増えているんですよ。肺や気管支の炎症での喘息ではなく、咳自体が引き金になる喘息です。若い女性に多いようです」
若い女性!?
いや、もちろん、ニンマリとなどしませんでしたとも。

医者は、自分がもともと呼吸器が専門の医師であることをそれとなく・・というより露骨に表明し、咳喘息がいかに今、キテいる旬な病気かを力説しました。
が、私はそのネーミングがどうしてもうさんくさく、ただ単に「咳の原因も治療法もわからないからテキトーな病名だけを付けてごまかしてるんじゃね?」という眉唾気分が否めませんでした。
だって、よりによって「咳喘息」。
直球過ぎてふざけてるみたい。
せめて「非気管支喘息」とか「咳誘発喘息」とかさ。
どっちもどっちか。

なにしろこのときも完治まで2ヶ月ほどかかりました。
アルトリコーダーの上半分みたいな形状の吸入式喘息治療配合剤(悪名高いステロイド系です)を処方され、咳止めや気管拡張薬も服用しましたが、なかなか手強かった。
とにかく、治まるにはかなりの時間が要するようです、この咳喘息と称する眉唾病は。

しかしその後、この病気はめきめき知名度を上げました。
前回とは別人のようで、今ではネット検索でもたくさんヒットするようになり、今日の診察室でも医者は、心なしか前回より自信ありげに「咳喘息ですねっ!」と査定した気がします。

アルトリコーダーの上半身っぽい吸入治療剤は前回よりヴァージョンアップされていました。
名前は「タービュヘイラー30吸入シムビコード」。
・・覚えられないっつうの。

また、うさんくさい病名をつけられる_a0099446_10732100.jpg


あ、ちなみに、咳が出るだけで元気です!
今日もバイオリンの練習をしてきました~♪

by kuni19530806 | 2010-05-18 23:00 | その他

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