<   2011年 08月 ( 14 )   > この月の画像一覧   

なんでやってんだろ、あたし   

2週間前に左手の骨にヒビが入り、全米オープンの出場を危ぶまれていたクルム伊達公子選手だが、驚異的な回復力を見せ出場。
でも1回戦で格下の相手(←考えてみるとこれってすごい言い草だよね)に惜敗した。

伊達さんのケガのことはあまり報道されなかったようなので知らない人が多いと思う。
私もブログを読んでいなければ知らなかった。

それにしても、特筆すべきは「驚異的な回復力」というところだ。
中高年になっていちばん低下するのが回復力だと常々感じているので、伊達さんの驚異的なそれは、私にとってもまさに驚異であり、同時に羨望で憧憬だ。
つい、持って生まれた身体の質が違うんだろうな、と思ってしまうが、確かにそれもあるだろうけれど、高いプロ意識とメンテナンスに依るところは大きいだろうなあ、やっぱり。

このところ、私はけっこうヨガを真面目にやっているのだが、そのモチベーションはメンテナンス、この一点のみ!と言っても過言ではない。
頻繁に、ほぐしたり伸ばしたり抗ったりゆるめたり負荷をかけたりしないと、自分の身体が重力や経年劣化に負け、ちょっとした不具合で日常生活に支障をきたす、ことは今までの経験で思い知っているし、それは年齢が加算されるほど顕著になっている。

劣化の度合いって、ひとりの人間の身体の中でもアンバランスで、パーツによって、年齢より先んじていたり意外と若かったり、いろいろなのだ。
最近の婦人科健診でも思い知った。
ここに「気持ち」も絡んでくると、本当に人間の加齢ってもんは一筋縄ではいかない。
身も心もフラットにいきたいものよと思っても、なかなか難しいのだ。

私にとってのヨガは、そんなアンバランスな心身を支えるための、自分でできるお金のかからないサプリメントみたいなもんだな。
いや、別に定義しなくてもいんですけど、ふと「なんでやってんだろ、あたし」と思ったもんですから。

ちなみに、クルム伊達公子さんは復帰前からピラティスを心のよすがになさっているそうです。
私もそろそろテニスに復帰したいものだ。
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by kuni19530806 | 2011-08-31 22:40 | スポーツ | Trackback | Comments(0)

オーケストラ部ソロコンサート   

職場の同僚のお嬢さんの学校に行く。
中高一貫校というのに足を踏み入れたのは生まれて初めて。
日曜日で部活の生徒以外はいなかったし、なにも校門に「我が校は中高一貫でやってます」と書いてあるわけじゃないので、一見してそれとわかる特別なところはないんだけどね。
でもなんだか敷地も建物も奥行きがあって大きい印象でした。

今回、私がなぜ行ったかというと・・オーケストラ部に所属している今年4年生(つまり高一)になるお嬢さんのソロコンサートを見るため。
お嬢さんと私が知り合った経緯は、よかったらこの日記の3月22日を参照下され。

3月以降、姉妹と親交を深め合っているわけではないのですが、むか~し、小学校のオーケストラに所属して第一バイオリンをやっていた身としては、オーケストラの部活っていうのにちょっとそそられるんですよねー。
今もバイオリンを奏でて(!)いるし。

今回のオーケストラ部の<ソロ>コンサートの主旨は、ひとりひとりの技術向上と度胸を付けるため、だと思われます。
とっかえひっかえ登場して1曲ずつ弾くのです。
面白そう!じゃありませんか。

会場は校内のホール。
キャパは680人で、天井が高くて音も響きそうな実に立派なコンサート専用ホールです。
ちなみにこの学校、吹奏楽部はかなり有名なんだとか。
しつこく書くけど、私が行ったのは管弦楽、オーケストラ部の方です。

正直言って、ちょっと甘く見ていたところがありました。
音楽専門校ではないし、多くの部員は学校から支給された楽器を使っていると聞いていたし、「合奏」はそこそこ聴かせても、ひとりひとり、ソロでの実力はさほどではないのじゃないかと。

すみません!
とんでもありませんでした。
私のバイオリンなど全く足元にも及ばない実力者ぞろいでした。
特にバイオリンとチェロの3年生以上はみんな上手な人ばかりで、特に最上級生の5年生は、「このまま音大に十分行けるんじゃない?」と思うような上級者ばかりでした。
カザルスの「鳥の歌」や、バッハの無伴奏、メンデルスゾーンのバイオリン協奏曲、あたりは本気で感動しましたよ。

この人達の中にはもともと習っていた人もいるかもしれませんが、もしこの5年間でここまで弾けるようになったとしたら、その努力に敬意を表したいと思いました。

そうそう、4先生の男子がトランペットで「銀河鉄道999」を演奏したのですが、管楽器の得意な子はどうしても吹奏楽に流れてしまう中、彼は3年生までラッパ1人で、しかも初心者で、かなり苦労していたとのこと。
でも今日は情景が浮かぶようなステキな演奏でした。
彼の苦労をお嬢さんから漏れ聞き及び、演奏の上達の様子も逐一見てきた同僚の方は「上手くなったー。最初は全然弾けなかったのにー。感動しちゃう」とおっしゃっていました。

若人が真剣になにかにチャレンジしているのを見るのは気持ちいいです。
もちろん、若人じゃなくてもいいんですけどね。
「船に乗れ!」とか、「ブラバン」とかをわりと最近読んだせいか、音楽分野に以前より興味を持ったのかもしれません、私。

小説や映画を読むより、ナマの演奏を鼓動が聞こえそうな距離で見て聴いて感じる方がずっとナマの感情を味わえる。

あたりまえ?
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by kuni19530806 | 2011-08-28 22:58 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

なんでだ?   

最近、特に訳もなくこのブログの訪問者数をコマメに見ているのですが、なぜか、更新されている日々より更新が滞っている日々の方が読みに来てくれる人が多い、ということに気づきました。
なんでだ?

ユリオカ超特Qの単独ライブQ展にて。
<年に2回の単独ライブのチケットは、いつも整理番号付きの自由席という形でやらせてもらっています。最近はそうでもなくなって来たんですが、最初の頃は、席が後ろから埋まって行くという現象があったんですよ(笑)。えー、ホントにはっきりと。遅れて来た人は「ああ、急がなくちゃ!早く行かないと前の席になっちゃう!」みたいだったのかと思います。なんなんですかねー、これ。ユリオカ超特Qには面白いことは言ってもらいたい、でも本人とはある程度の距離を置きたい、という心理でしょうか>

自分のブログの訪問者数でなぜかこのユリオカ理論(?)を思い出しました。
「更新されないと気になってちょくちょく見に来る。でも頻繁に更新されてる気配がすると安心して見ない」みたいな?
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by kuni19530806 | 2011-08-26 22:56 | その他 | Trackback | Comments(0)

明るい、そして逞しい。   

福島県浪江町から隣家に避難している高齢のご夫婦(ご主人は8月21日のNHK関東ローカルニュースに登場)に3月11日の話を詳しく聞きました。

お宅は海岸から百メートル足らずで、本震は震度6強だったそうです。
あまりの揺れに転がるように二人で外に飛び出し、隣の家の人と抱き合って恐怖に震え、収まって家の中に戻ると、耐震装置を付けた家具は全く倒れていなくて、テレビ台もテレビも無事だったとのこと。
「地震じゃ家はなんでもながったんだあ」

隣の方と被害状況を報告し合い(隣は家の中がめちゃくちゃだったらしい)、戻って、ダメだろうと思いつつテレビのスイッチを入れると停電にはなっておらず、そこで初めて大津波警報が出ているのを知ったそうです。
しかも、津波到達予定時間は10分後。
あわてて、テレビが壊れてその情報を知らない隣の家に伝えるも、隣は津波より家の中の状況に気を取られていて、「逃げよう」にも生返事で、「じゃあ、先に行ってる」とご夫婦は車に乗り、とりあえず町役場の方向に走った・・ものの、途中で渋滞になり、どうしようかと思っていると、交通整理をしていた知り合いのおまわりさんが、迂回してとにかく高台を目指せ、と。
それに従い最短距離ではない道を通って、津波から間一髪で逃げ延びたそうです。
「向こうから壁みでな津波が追いかけでくんのが見えだ」

家は津波で跡形もなくなり、隣の方もおまわりさんも現在も行方不明。
隣町の大熊中学で教師をしている息子さんは翌日になっても安否がわからず「死んじまったがもと諦めかけでだら、次の日の夜中に避難所にひょっこり来た。地震の日は中学の卒業式で、礼服着てんだけど、シャツもズボンも泥だらけで礼服だがもわがんねぐらいで、雪は降ってるのに上着は着てなくて、聞いたら『裏山に駆け上ってなんとか助かったが腰まで津波が来て、もう死ぬど思った。上着?どこでなくしたかわがんね』っつってだ」

避難所ではご主人は喘息の発作を起こし救急車で搬送されるも受け容れてくれる病院がなく、結局、百キロ以上離れた会津の病院まで行ったとのこと。
そして原発から5キロ圏内の自宅はその翌日ぐらいに避難区域になり退院しても帰れないことになり(「帰っでもあどがだもねえけどな」)、そのまま娘のもとに身を寄せ今日に至る、というわけだそうです。

「こんなごとになるんだっだら、家のモノを少しは持ってくんだったー。なーんにも持って来ねがっただよー」と残念がる奥さん。
「そだごどしてだら、おれらは死んでだ」と明るく言い切るご主人。
「そだな。今こごにいんのは奇跡みでなもんだ」
「んだんだ」
お二人に家の前で会ったのは本日の夕方でしたが、今日は娘夫婦はいないので二人で一緒に銭湯に行って、その後、外で食事をするのだ、と楽しそうでした。

あ、「田んぼも畑ももうやれねがら、国がらはちゃんと補償してもらわねば」ともおっしゃってました。

いろんな、本当にいろんな思いはあるだろうけれど、とりあえず明るい。
そして逞しい。
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by kuni19530806 | 2011-08-25 23:32 | その他 | Trackback | Comments(0)

ふがいない僕は空を見た   

窪美澄『ふがいない僕は空を見た』を読む。

1年以上前から周囲では話題になっていましたが、あまり食指が動きませんでした。
読もうと思ったのは本屋大賞がらみではなく、高野秀行さんのツイッターでの(たぶん)コメントでした。
なんて書いてあったかは忘れたし、高野さんが読んだきっかけは本屋大賞だった気がするので、間接的には私も本屋大賞経由の読者ってことかもしれない、と今思ったりして。
だからどうした、ですが。

つまらない、と言いづらい小説ですね。
あ、つまらなかったわけじゃないです。
かなりグッとこう前のめりで読みましたよ。
私の好きな連作短編モノです。
みんな思うことだろうけれど、しょっぱなの濃厚な性描写は読み手選別手段みたい。

1作めの「ミクマリ」をクリアした、人間の暗部に目を背けず先に進んでくれた読者だけに、エロはちょっと棚上げにした、ふがいないけれど愛おしい、躓きながらも懸命に生きている人間達のドラマをお見せします、的な。
後半、直接的エロ(!)どんどん遠ざかり、生々しいけれど清々しい世界になっていく、その構成の妙は手練手管に長けた遣り手婆のようです。
・・ずっと誉めてるつもりなんだが、どうもそうなってないような。

私は、人間の暗部や恥部やどうしようもなさを安易に性描写に変換する小説はあまり好きではありませんが(実際にエロが好きか否かとは別です、と言っておこう。あ、わざわざ但し書きすることはないか)その「安易か安易じゃないかの境界線」をどうこっちに提示するかこそが、性を描く作者の力量だとも思っています。
そういう意味で、「ミクマリ」から「世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸」のラインは完璧です。
完璧過ぎて気に入らないくらい。

急に眠くなったので雑感箇条書き

もちろん、この本でいちばん気に入った登場人物はセイタカアワダジソウ福田君です。

豪雨で家が・・という話になると、パブロフの犬のように「岸辺のアルバム」と言いたくなる。竹脇無我さん、合掌。

助産院については思うところがあり過ぎて、まるで自分に向けて発信されたのかと思った。昨日の漢方薬局といい、昭和の終わり~平成初年を思い起こさせられることが多いなあ。

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by kuni19530806 | 2011-08-23 23:29 | 読書 | Trackback | Comments(0)

タイムストップあきば   

周囲には「20年ぶり」と言いましたが、今、あらためて指折りカウントしたら、24年ぶりでした、秋葉原の紀伊國屋漢方薬局に行ったのは。

店内はタイムスリップ・・というより昭和でタイムストップしてるんじゃないかと見紛うような変わりばえのしなさでした。
置いてある漢方薬達も24年前と変わらんのじゃ?と思うくらい。
店全体のレイアウトはもちろん、パンフレット台や長椅子、カウンター内の調剤室のガラスの劣化具合や、奥に垣間見えるカルテのファイル、引き出しの黒ずみ、などなどまでもが当時のままのように見えました。

でもなにより「におい」ですね。
漢方薬局はどこもあの特有のにおいがしますが、時をかける少女のラベンダーのにおいのように、漢方薬のにおいも時間旅行の引き金になるのかもしれないと本気で思ったりしました。
店内に入ってしばらくはにおいに慣れなくて「ああ、漢方薬だ」などと、あらためて口にする必要のない言葉をつぶやいてしまったりするわけですが、そのうち、なんだかずっと前からそのにおいの中にいるような幻惑感があり、そう思ったら最後(笑)、もう「過去も未来も星座も超えるから~」みたいな心持ちに。
一緒に行った人も、なんだか昭和ぐらいからのお知り合いのような気持ちになりました。

そんなレトロな気分ついでに、漢方薬局の後も秋葉原のレトロスポット、喫茶アカシヤに行きました。
ここもタイムストップしてますね。
決して重厚でも高級感があるわけでもありませんが、旧き佳き昔ながらの喫茶店で落ち着きます。
そういう店にありがちな「珈琲800円」とかじゃないし。

でも残念なことに、あの看板猫はもういませんでした。
今年の1月1日に天に召されたそうです。
その日にちが粋です。
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by kuni19530806 | 2011-08-22 23:43 | お出かけ | Trackback | Comments(2)

ロードサイド・クロス   

涼しい!
今この瞬間は肌寒いくらいです。
あんなに暑さに辟易していた世間の人々がここに来て随所で行く夏を惜しんでいたりしますが、私は今年に限っては全くその気なし!
ああ、とっとと行ってくれ、です。

そんななか、振り返りもせずにとっとと去って行ったのは自分の部屋(2F)のテレビのBSとCS環境です。
我が家はケーブルテレビなのですが、このたび、BS&CS視聴機能を2F→1Fに移行しました。
あたりまえですが、移行した途端に2FではBSプレミアムもGAORAも映らなくなり(だから、あたりまえだっつうの)、たいして見てもいなかったくせに淋しいです。
逃した魚はデカい!?
これからは今までより本でも読もうかと思います。

で、ジェフリー・ディーヴァーの『ロードサイド・クロス』を読みました。
四肢麻痺の捜査官リンカーン・ライム シリーズのスピンオフであるキャサリン・ダンス シリーズの第2作です。
1作目の『スリーピング・ドール』も面白かったですが、今回もなかなかでした。
大どんでん返しは個人的にはふたつで、でもそのうちの1個は動機が弱いというか強引過ぎる気がしました。
が、やっぱりディーヴァーの本は読ませるなあ。

今回の舞台はインターネット、ブログの世界だったりします。
私は腰退けブロガーなので、この日記を多くの方々に読んで欲しい!などというハイリスクな野望はありませんが、今回の本を読んでますますその意を強くしました。

匿名で手軽に意見を言うというのは、手軽な分だけいろんな境界線を見落としがちになりますが、そう懸念しつつも続ける以上、実際に境界線を見落とした際にはそれなりの覚悟は求められるわけで、でもそのあたりをあいまいにしている自分がいます。

ネット上であれ、自分をきちんと晒して、匿名やハンドルネームではなく記名で文章を書きたいと思う気持ちもあるものの、相手の多数が匿名になることへのいろいろな意味での不安があります。
ネット上の匿名の悪意に緩衝材なんてなさそうだし。
ですから、閲覧者を増やすことに前向きな(ように見える)個人ブログなどを見ると、それに付随して想定される事態への不安を凌駕するモチベーションはどこから?と思ったりします。

こういうことをぐだぐだ考え、閲覧者が急に増えると「なんか気持ち悪い」と思うような私はいったいなんでブログなどを書いてるんだか、ですね。
書くのが好きだから、なんでしょうけど。


話を小説に戻すと、キャサリン・ダンスの恋愛事情の今後の展開に興味津々になりました。
次回作が楽しみだ。

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by kuni19530806 | 2011-08-21 21:55 | 読書 | Trackback | Comments(2)

ついに来たかと思った   

夕方、夫の不在中、突然我が家の電気が消えました。
常時使用分(冷蔵庫とか茶の間のテレビとか)プラス、2台のエアコンと炊飯器と電子レンジとオーブントースターあたりをいっぺんに使うとブレーカーが落ちることがたまにありますが、今年の夏はさすがにそういう使い方はしていなくて、特に電子レンジは最近めっきり使っていないので、今年の夏はブレーカー落ち数は今のところゼロ。
このまま行くと思っていたので電気が落ちてビックリしました。
イレギュラーな、たとえばアイロンやドライヤーでも使ったのかしらと思いきや、さにあらず。
ブレーカーを確認したところ、落ちてない!
ご近所を見渡すと、なんだかいつもより静か。
お向かいの、ふだんはテレビ大音量のU川さんちもしんとしてる。
まだ外は明るいので家の照明では確認できないけれど・・やっぱりうちだけじゃないんでないの!?

すわっ!ついに怖れられていた東京大停電が来ちゃったか!お盆の日曜日でみんな油断していたけどその油断こそが危険なのかもっつうかもしかして余裕ぶっこいて東北に電力を貸し過ぎたとかさでもそういうんだったらまだマシで余裕があるはずなのに理由がわからず停電になったってのがいちばんタチが悪くね?あーどーすんだよ冷蔵庫の中身そして炊き途中のごはん!今夜はエアコンも扇風機もなしかよ参ったな。

などなど、私の脳裏には次から次によろしくない想像予想が湧き出てとまりません。
とにかく、今家に居るのは老夫婦と病気の老犬と私だけだ。
オレがしっかりせねば!と思いました。

とりあえず状況を把握・・したくてもテレビはつかない。
乾電池式のラジオも手元にない。
で、区で発行している便利帳の裏表紙の「電気でなにかお困りのときは」のフリーダイヤルに携帯から電話してみました。

私「あの、今、○○区で停電とかしてますか(完全にそう思い込んでいる私)」
東電「いえ、そのような情報は入っていませんが」
私「そうなんですか!?ブレーカーが落ちてないのに停電しちゃったんですけど」
東電「でしたら見に伺いますのでご住所とお名前と連絡先の電話番号をお願いします」

-私、住所と名前を言った後、家の電話番号を言いそうになって、あ、停電じゃ通じないもんなとあわてて携帯の番号を言おうとするが、自分の番号がとっさに出なくて右往左往する-

東電「念のため、今、ブレーカーのところに行っていただいてもよろしいですか」

-ここで、夫の父母が懐中電灯がどうしたとかラジオがあったはずとか、私の隣で話し出す。夫の父は耳が遠い。その上、私が近くで電話でしゃべっているので通常より母の声が聞き取れない父はふだんにも増して大きな声で話す。母が負けじと大声で言い返す。嫁は「あ、スミマセン。電話の声が聞こえないんで」と二人を制する・・。
電話口の向こうの人間からは、停電でパニクってる一家、と思われたらしく-


東電「あの、大丈夫ですか。停電でどなたかケガでも?」
私「あ、大丈夫です。ブレーカーは上がったままです」
東電「ブレーカーの隣の漏電感知器も上がってますよね」
私「へっ?ローデンカンチキ?ブレーカーの右隣のですか。・・下になってます」
東電「ああ、そうですか。ではそれを上げて復旧していただけますか」
私「はい。・・あ、点いた」

-背後の父と母から「点いた点いた」の声-

東電「では、その感知器の誤作動が原因だったと思います」
私「す、すみませんでした!!てっきり、ウチだけじゃないと思って。で、でも、漏電感知器が作動したってことは漏電してるんじゃないんですか。勝手に復旧させていいんですか」
東電「感知器は敏感に反応するのでなにかの拍子に落ちることがありますが、もし本当に漏電していたら復旧しようとしても上がらないことになっていますので、大丈夫です」
私「はあ・・。お騒がせしました」

という顛末でした。
たかだか20分程度の停電でしたが、大騒ぎして大汗かいて疲れた。
電話で伝えた住所や名前や電話番号は個人情報流出にうるさいご時世、記録されることはないかもしれないけれど、あわてもの一家としてあの担当者の脳裏にはグリグリと「記憶」されるんだろーな。

日が落ち、家の灯りを点ける段になって、本日は近所はこぞって外出中であったことを知りました。
お盆だもんね。
静かなのも道理。
人間、思い込むとなんでもその方向に解釈するものだということを身をもって知りました。

このたびの実害
ご飯に芯ができた。
以上!
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by kuni19530806 | 2011-08-14 23:57 | その他 | Trackback | Comments(6)

女の子ものがたり   

思い出のメロディの前半だけ見る。
小柳ルミ子を久々に見たが、顔以外が老けててビックリした。
肩を出したドレスだったのだが、首とか腕とかデコルテの肌に張りがなくて凝視しちまった。
急激なダイエットでもして臨んだのか、それとも病気か、と思った。
いや、細くてサイズ的には若いときと変わらない感じなんですよ。
本人は自信満々な体(てい)で、だからこそギンギンイエローのチューブトップドレスでのご登場だったんだろうけど、特にご自慢っぽい胸元も含め、肌の質感が萎んだ風船みたいでした。
いちばん際立っていたのは腕の付け根ね。
そこは加齢女性の鬼門かも。
顔は頑張ってるのにねー。
だから却って痛々しさが増して見えたっていうか。
シルエットはキレイなままなんだから、そんなに露出しなくてもいいのになにがそうさせちゃうんだろ。
私はまだまだ全然イケてるアピールなのかな。
自分の最盛期の呪縛から逃れられないのかも。
結局は「人は見たくないものは見ない見えない」に行き着く気がします。

映画「女の子ものがたり」を見る。
西原理恵子さんのこのマンガは読んでません。
読んでなくてよかったかも。
先入観なしに見ることができたので。

クレジットの最初に名前が出るのは深津絵里で、彼女が西原さんの30代とおぼしきマンガ家を演じるのですが、この映画の本当のヒロインは10代を演じた大後寿々花と友達役の2人、この3人ですね。
特に大後さんは昭和の匂いというか、あの山口百恵を彷彿させる気がします。
若いのに重厚感がある。
大島弓子原作の「グーグーだって猫である」にも出てたけれど、このときは「かわいそうな役だなあ」という印象しかなかった。
唐突に出てきてキョンキョンを赦す(?)猫役でした。
あ、セクシーボイスアンドロボにも出てるんですね。
やっぱ、これ見よ。

「女の子ものがたり」は重い内容でした。
もっとほんわりした映画かと勝手に思ってました。
でも、3人の好演と、さすがふかっちゃん!の巧演で後味は悪くないです。
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by kuni19530806 | 2011-08-13 23:58 | 映画 | Trackback | Comments(0)

月と菓子パン   

暑さ・・というより湿気・・というより自分の発する汗、に負けて、3日前からエアコンをつけた部屋で寝るようにしました。
もちろんタイマー設定で夜中に冷房は停まりますが、やっぱり快適だ~。
この睡眠方法だと完全に夏に玉砕感はありますし、なにより、事実なのか刷り込みなのか、自分の中には「たとえタイマーでもエアコンをつけて寝たら身体に悪い」があって、確かにエアコン寝以降、日中のダルさが増してる気はしないでもありませんが、背に腹は変えられないよねー言葉の使い方は間違ってるだろうけど。

なにより熟睡できるのは大きい。
熟睡のなによりの証拠は、昨日の夜中、頭上の棚にあったデカいバッグ(ビニール製)が頭の位置のホンの数センチ上に落ちたのですが、全く気づきませんでした。
今朝、起きて知った。
3時半頃の地震のときに落ちたのではない模様。
そのときはさすがに目が覚めたけれど枕付近にはなにもなかったから。

ビニールとはいえ、金具がついてるし、持ち手は頑丈な形状なので、落下の際は「ドサッ」と音がしたはず。
下手すりゃ負傷してたかも。
小危機一髪。
まさに「髪」の差だ。

もっかの不安事項は、我が部屋のエアコンがかなり年代モノなので、いつ稼動をストップしてもフシギじゃない、ということ。
年代モノでもない安物の扇風機は昨日突如壊れました。
スイッチが破けた。
本当に「破けた」のです。
ビックリしました、と同時に、この時期に扇風機が壊れると一瞬パニックになることを知りました。
ああ、私の風呂上がり&ヨガ終わりの至福の扇風機との昵懇タイムが奪われるー気がヘンになるかもしれん!ぐらいのレベルのパニック。
扇風機依存症!?
本日、すぐに買いに走って事なきを得ましたが、これがエアコンだったらと思うとゾッとします。
でもホントにいつ壊れてもフシギではないので、「最悪、階下の家人の部屋に避難すれば気はヘンにならないだろう」と自分に言い聞かせて日々折り合いをつけています。
壊れる前に買い換えようという選択肢はなし。
お金がないので。
そういえば、1989年に購入したテレビも相当ヤバい。
こちらはほとんど見ていないのでパニックの兆候はありません。

現在、職場は節電シフトなので平日は5時に営業は終わります。
働く人間も、遅くても5時半には職場を出なければなりません。
なので、帰り道はたいてい同僚の方々とこぞって集団下校みたいなのですが、本日はめずらしくひとりでした。
こういう日に限って、通勤路の犬や猫や人間達のとっておきの微笑ましい場面に出くわしますのね。
同僚と分かち合いたかったような、ひとりで得したような。
心のコリがちょっとほぐれるような気がしました。

石田千『月と菓子パン』を読む。

表紙がめちゃくちゃ可愛い。
山本容子さんの絵だそうですが、こんなのが自分の本だったら女子はさぞやうれしかろう。
しかも装丁は南伸坊。
贅沢ですねー。

著者は1968年生まれとのことですが、昭和・・それも30~40年代の雰囲気が漂う気がするのは、石田さんの経歴にある「嵐山光三郎の助手」のイメージ先行、だけではないと思います。
まるで向田邦子さんの軌跡ー下町版ーと見紛う世界ですが、古着、骨董、猫、酒場、銭湯、食べ物、どれにも借り物感、付け焼き刃感はなく、この人トシをごまかしてんじゃないの!?と何度も思いましたが、いるんですよね、たまにこういう揺るぎのない若手が。

ちょっと誤解を怖れつつ言うと、こういう人はまぶしくてうらやましくて少し苦手だ。
どうして苦手なのだろう、嫉妬か?と自問してみますが、嫉妬ではないな。
うまく言えないけれど、嗜好や思考や指向が出来上がっているように見える人はあまり得意ではないのかもしれない、私。
実際どうか、はこの場合、関係ない。
この著者も出来上がってなどいないと思うし。
私にとっては、実際にどうかより、「そう見えるような文章を書くか否か」がポイントで、極端な言い方をすれば、そこにしか興味がない。

視点が秀逸で、文章力もあって、対象との距離のとりかたも完璧で、自分の覗かせ方のさじ加減も温度もちょうどいい。
その、あまりのバランスの良さ、ブレなく一定な感じ、がちょっと居心地悪いんですね。

自分が心惹かれる人や文章は、生身な感じというか、過剰だったり欠落していたり、たとえ今は静かな凪ぎのようなトーンでも、いつ嵐になるかわからない、どこか不穏さをたたえた、そんな世界だったりするのです。
それはもう、具体的にどうこうではなく、気配、におい、としか言いようがないかも。
一見、凪ぎタイプに映る向田邦子さんのエッセイですが、私には不穏な気配が濃厚で、いつもドキドキして読んだものなので、つい比べてしまったのかもしれません。
向田邦子を彷彿させる石田千、その時点で十分スゴイけど。

きっとそのうち揺るぎなくA賞も獲っちゃいますね。
そうだ、今度は小説を読んでみよう。
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by kuni19530806 | 2011-08-12 23:32 | 読書 | Trackback | Comments(0)