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みしっ   

一昨日は雨が凄くて、昨日は風が凄かった。
5月の台風なんて、あまり記憶にないな。
自然界のタガがハズれまくってるフェアの一環?!・・・なんて、どっかのネガティブ週刊誌のようになんでも不穏さに結びつけることは精神衛生上よろしくない!のでやめよう。

強風であらためて気づいたこと。
地震って、大揺れは別として、小揺れはまず音で感知してるものなんだ。

旧き佳き昭和の木造家屋の我が家は、地震はとりあえず家の発する「みしっ」から始まる。
とにかくそれが合図。
地震酔い気味でのべつまくなし揺れてるような気がしていた一時期、気のせいと現実の狭間はこの「みしっ」だった。
今、揺れてる気分だけど音がしないからこれは気のせい、みたいに判断基準に活用してたし、これからもするはず。

このところ、少し揺れが落ち着いてきて、でも昨日のように強風で、みしっ・・どころか、バタバタびゅうびゅうどすんどすんとしょっちゅう家がらみの音が鳴ると、肝心の地震(?)の判断が難しい。
幸い、朝方4時頃以外に特に地震はなかったみたいだが、風でみしっと鳴るたび、一瞬だけ「地震?」と思っちまっただよ。

今日は久々に明るい空だったので、いっぱい洗濯をした。
洗濯って、しようと思えばいくらでもあるなあ。
日々の着替え系(複数の靴下含む)を洗って、寝具関係を洗って、夫の作業着を洗って、なんなら(←意味不明)とカーテンも洗った。
カーテンはもちろん、そのまま吊り下げる。
フローラルハミングを入れたので、部屋中、フローラルハミング臭(!)だ。
臭って。。
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by kuni19530806 | 2011-05-31 13:02 | その他 | Trackback | Comments(0)

アロハ魂   

小林聡美『アロハ魂』を読む。

あっ、別に離婚報道があったから読んだわけではありません。
これを読んでる最中に衝撃(!)の報道がありました。

「驚いた」とおっしゃる人が多い。
「ショックだった」という人まで。
私は今回、離婚云々より、小林聡美の同性人気にあらためて驚いた。
そんなに支持されていたとは!と。

女優として理想的なポジションにいる感じなんだろうか。

美人過ぎないし姑息な営業活動などしてなさそうなのに(あくまでも「なさそう」で実際は知らないけど)、コンスタントにいい感じの仕事を自然体(!)でしてる?
肌のキレイさが私生活の安定と清潔感を醸し出してる?
若いときから浮ついたところがなくて、何年経っても変わらないフラットな雰囲気?
しかも夫は、多少めんどくさそうとはいえクリエイティブな職業!

要するに、一見手が届きそうな理想の女性の集大成・・・みたいな存在だった。
なので、離婚を「ショックだった」と感じた人が多かったんでしょう。

小林聡美さんが私の想像する方向で「まっとう」な人だったら、そんなイメージはうっとうしかったに違いない。
たとえ当初は仕事上の戦略だったとしても、周囲にどんどん理想の女性と祭り上げられた日には、幻想のハシゴを上らされてる気分になったのではないか、と。

なんかさあ、離婚の理由のひとつはそこだったんじゃないかという気がしてきた。
とりあえず、理想の女性のハシゴを降りさせてもらいますよ表明。
違うかな。

『アロハ魂』はタイトルも含めて、小林聡美的緩急が絶妙な本です。
こういう天性(たぶん)のバランス感覚が女性の支持を受けるんだろうなあ。
きっと、離婚も彼女のバランス感覚の一環(?)として呑み込まれて、自身のイメージは全く損なわれず、今後も、同情されるのとは違う意味で支持層を厚くすることでしょう。

女優としての小林聡美は気の毒なくらい盤石だ。
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by kuni19530806 | 2011-05-30 21:25 | 読書 | Trackback | Comments(0)

ずぼらな青木さんの冷えとり毎日   

青木美詠子さんの『ずぼらな青木さんの冷えとり毎日』を読む。

冷えとりライターといえば、まずこの人、「青木さん」ですね。
しかし・・・あの内田彩仍さんでも以前、考察しましたが、本のタイトルに「さん」付けする真意はいったいなんなんですかね。
内田さんと青木さんでは微妙に理由が違っている気もしますが、日々の暮らし、日常を本にする、というスタンスは似ている。
「さん」呼ばわりのポイントはこのあたりなんだろうか。

青木さんは冷えとり関係の本を何冊かお出しになってますが(タイトルがさん付けだと、つい丁寧語になっちゃうじゃんか!)、今回初めて知ったこと。
イラストは本人が描いてるんじゃなかったのね!
私はてっきり、この方もイラストライターというか、エッセイマンガ家かと思ってたよ。
本業はなに!?
あ、だからライター、エッセイストか。

イラストは青木さんの盟友とおぼしき川原真由美さんという方でした。
・・・そうか、このゆる絵と文章は同じ人じゃないのか。
なんだか微妙に騙された気分!?

青木さんはアタマの良い人ですね。
経歴に「コピーライター」とありますが、40代より上のコピーライターもしくはコピーライター経験者の女性の文章って抜け目がないなあ。
ゆるゆる、うっかりぶりや欠落感、抜け感、を表明したり装っても、それを含めて抜け目がない。
デフォルトが、用意周到なマーケティングリサーチ目線な感じ。
自分を客観視、というより、読み手のポジションや思考回路がものすごく見えてるんだよね。
それが時々、鼻についたりします。

この青木さんの本も、抜け目がなさ過ぎてちょっと・・と思ったりしますが、さすがに読み手(私)をよくわかってらっしゃるのでわかりやすく、とても参考になります。

ちなみに、勝手に「40代より上のコピーライター」とあたかも青木さんがそれに括られるかのように書きましたが、青木さんはあまり年齢を公表なさっていません。
少なくてもこの本のプロフィールには書いてないぞ。

ここに私はちょっとダメ出ししたい。
趣味や体験をとっかかりにして世に出ようとする(出た)ライター(旅行や料理やインテリアや雑貨や美容などなど。闘病記とかも)はうようよいますが、年齢を公表しない人はその時点で「なんだかんだ偉そうな、わかってそうなことを書いても年齢非表示だもんなあ」と評価を下げますね、私。

私の評価なんて誰もなんとも思わないだろうけどさ(笑)。

きっと、年齢を書くと、世間のその年齢に対する既成概念、固定観念が自動的に作動し、それに見合った取捨選択をされ、「なんだ、オバサンが言うことか!パス!」「若造が偉そうに!」とハジかれるリスクを回避するための非公開だったりするのでしょう、表向きは。
それはわかるよ。
伊達にこっちも長年、中年をやってないから。
年齢に対する世間の先入観ってすごくあるし(自分もあったりする)、逆に相手に気を遣わせたりしてしまうこともあるので、要するに「いろいろめんどくさいからとりたてて言わない」という選択もしちゃったりするもんなのだ。

だけど
自分の日々の暮らしや趣味や特異な経験、ディープな嗜好を文章にして生活することを選択したということは、自分そのものの歴史をメシのタネにしたってこととイコールじゃないのかなあ。
だったら、きちんと自分の生きてきた時間を情報開示して、それを書く対象や文章そのものに反映させるべきだと思うし、そういう作業こそが、年齢に対する固定観念が既成概念をとっぱらってくれるんじゃないのかな?
もし、固定観念を打破したいとしたら、ですけど。

なあんて、偉そうですね、私。
最近、某新聞のローカル欄におもいっきり年齢を書かれたやつあたりをしているわけじゃないです・・・たぶん・・・きっと。

最後に青木さん、この生活が「ずぼら」だとおっしゃるなら、私の生活など寝たきりです。

あ。
花粉症は終わったはずなのにしょっちゅう鼻が出る・・が風邪とも言えない感じ。
これって、あのめんげん!?
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by kuni19530806 | 2011-05-26 23:57 | 読書 | Trackback | Comments(0)

吉原十二月   

松井今朝子『吉原十二月』(よしわらじゅうにつき)を読む。

郭のことを書かせたら今朝子さんの右に出る者はいませんね。
・・・あ、今、無自覚にまるで本当っぽいウソを書いてしまった。
郭の話なんて私はたぶん他に読んでないな。
よって、今朝子さんと比較すべき「右に出る候補」などいません。
なんとなくそう書いちゃったのは、吉原が舞台の落語をいくつか聴いているから、ですきっと。

江戸時代、天変地異や飢饉が続き、松平定信が改革に乗り出して質素倹約の「世知辛い」日々になったことを憂い、ふた昔前の華やかな頃を恋しがる、吉原の大籬(おおまがき)(←吉原でいちばん高級な遊女屋)舞鶴屋の四代目が語り部の回顧録です。

ヒロインは二人、当時の舞鶴屋の2トップ、小夜衣(さよぎぬ)と胡蝶(こちょう)。
彼女達の禿(かむろ)→新造(しんぞう)→花魁(おいらん)時代が吉原独特の四季の風物詩と共に描かれます。

小説を読んでいて、あまり筆致とか語り口を意識したりはしませんが、今朝子さんの江戸モノには強く感じさせられます。
もう、筆致が職人芸!

江戸、吉原特有の(←両者の判別が私にはつかないものが多いけれど)耳なじみのない単語がポンポン出てきますが、あまりによどみない筆致なのでさらさら読めます。
なにより、登場人物ひとりひとりがしっかり立体的に描かれていて見事です。
この小説の肝は小夜衣と胡蝶の対比と互いの心の機微ですが、これがスンバラシイ!
ふたりの人物造型にブレがないので、ふたりが少しでも意外な言動をとる場面が際立ちます。
読み手が「ん?これは何か裏がある」とソッコーで気づくシステム。
ま、語り部の主観が入りまくっている論調(!)なので、それはヒントでもあり、煙幕になっていたりもするんですが。
でも、本当に二人の描き分けが巧い!
私は最初は、何を考えているのかつかみどころのない小夜衣派でしたが、中盤、胡蝶のストレートさに好感を持ち、以降は双方の職業を越えた人間味、その強さとそれでも際立つ境遇の厳しさに、どちらが贔屓、はなくなりました。
そのあたりも今朝子さんは巧みだなあ。

終盤には謎解きもあり、最後の最後にはちょっと驚きの大団円あり、で、読んで得した気分でした。

しつこいですが、今朝子さんは力のある書き手でいらっしゃいます。
ブログ「今朝子の晩ごはん」の、ちょい饒舌過ぎるきらいのある文章とはひと味もふた味も違う筆さばきにあらためて感じ入りましたです。
ブログファンのために先日開催されたオフ会に、私も申し込めばよかったなあ。
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by kuni19530806 | 2011-05-24 23:14 | 読書 | Trackback | Comments(0)

リアルおうち(猫)カフェとなつかしい奇声、逃走する店主   

Hさん宅に行く。

やっぱり、中央線沿線はいいなあ。
中央線(快速)は好きじゃないけど。
その昔、阿佐ヶ谷に4年間住んでいた頃、あのミカン色の電車には幾度も不愉快な思いをさせられたのだ。
ああ、思い出したくないのに思い出しちまったぜ!

でも、中央線沿線の街は概ね好き。
三鷹以西はまだまだ降りたことのない駅が何個もあるけれど。
今回も初下車駅でございました。
駅前はいい意味で忘れられた観光地みたいな雰囲気を醸し出してた。
いい意味ですってば。

お宅までの道中は、昼過ぎながら大学生の通学とカブった。
ほとんど男子。
いい意味で男子!?

Hさん宅はおうちカフェみたいでほっこりまったりしてしまいました。
おうちカフェでもあり、猫カフェでもあり。
すぐ近くに高校があり、途中、剣道部の練習の奇声がカフェのBGMでした。

剣道部の「奇声」って初心者はゼッタイ驚きますね。
そしてだいたい引く(退く)。
特に女子のそれは、悲鳴というか断末魔の叫びというか、とにかく日常ではまず耳にしない種類の発声法です。
そして、強い学校ほど練習の際の1人あたりのこの音量はデカい気がする。
根拠はありません。
ただ、自分が高校時代に女子高の隣に住んでいて、そこの剣道部がけっこう強くて、そして奇声も物凄かったので勝手にそう思っているだけです。
私にとってはなつかしい奇声でした。

そうそう、ランチは当初は駅前のカレー屋さんの予定だったのですが、このお店は臨時休業が多いらしく、今日もそうでした。
特に店にその表示はなく、開店時間になっても開く気配のないシャッターの前でしばし佇む我々でしたが、その脇をバイクで、まるで逃走するように走り去ったのは誰あろう・・・。
たまたま出てきた隣の電気屋のオバチャンがその男を指さし我々に向かって「あいつ!あいつがこの店やってんだよ。仕入れにも行ったんじゃないの」ですと。

食堂で注文してもなかなか料理が来ないとき、よく人は「今材料を買いに行ってるんじゃない?」的なお約束コメントをしますが、現実がその上を行くのを初めて見ました(笑)。
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by kuni19530806 | 2011-05-23 23:41 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

冷えとり中   

ただいま冷えとり健康法実施中。
私は
①靴下重ね履き
②半身浴
③ヨガ
この3つです。

正しい「冷えとり」は
③下半身をあたためる(レギンスなどの重ね履き)
④湯たんぽ
⑤食べ過ぎない
なのですが、これからの季節、③④はちょっとハードルが高く、⑤は季節を問わずハードルが高い・・・というか、まだ心の準備ができていないので(いつできるんだ?)当面はヨガでお茶を濁すことに(?)しました。

①②は2ヶ月ぐらいやっています。
①は絹5本指→綿5本指→絹先丸→綿先丸が基本です。
最初はそりゃあ、「靴下4枚!?ムリ~」と思いましたよ。
変わり者の物好きがやるこった、ぐらいに思ってた。
でも、慣れると存外に平気で望外に快適。
暖かくなってきたら足が蒸れるかなあと思いきや、天然素材のせいか湿気は帯びても蒸れ感はありません。
今のところ、湿っても足が臭くならない。

就寝時も絹と綿の2枚履きです。
素足じゃないと寝られるわけないじゃん!と思いましたが、これまた意外と平気。
人間、自分のキャパを過小評価し過ぎかも・・なんちって。
さすがに真夏は厳しいと思いますが、今はまだ大丈夫です。

なぜ始めたか?
やっぱり昨年秋のDVと見紛うような顔面ジンマシンが大きいです。
ビジュアルは凄いし、顔も顔以外も痒くてたまらなかったし、けっこうつらかったのだ。
あれ以来、化繊に文字どおりアレルギー反応を起こすようになってしまい、下着はコットン仕様じゃなきゃ耐えられないデリケートな身体になり下がりました。
それが足元にも波及(?)し、そこに話題の冷えとり健康法が芋づる式にくっついてきた、とまあ、そんな感じですかね。

綿より絹の方がずっと気持ちいいよ~しかも身体にいいしさあ~という悪魔のささやき・・・いや、天使のささやきと信じたい!が聞こえてきて、ジンマシンに加え、花粉症、窓のない職場は底冷えがする、そしてここでも前に書いた「冷えとりガールのスタイルブック」というMOOKを買ってしまった、などなど、冷えとり健康法を始める条件が揃ったというか、轍ができた感じです。

最近、絹や綿の靴下を見つけるとついつい買ってしまうので、タンスの靴下入れがパンパンです。
洗濯における靴下占有率もハンパないです。
何しろ、1日最低4枚ですから。
ネットに入れてふつうに洗濯機で洗っているので手間が増えたのは干すときのセッティング時だけですが。

それ以外の手間といえば、5本指は着脱、特に着に多少時間がかかることですかね。
最初の頃は朝のくそ忙しいときにめんどーと思ってましたが、最近はめっきり慣れました。
靴は、4枚履いてもわりと今までのでOKです。

この健康法、実は職場で流行ってます。
やはり、底冷えがする環境によるところが大きいと思います。
他の方々が②以下を実施しているかは不明ですが。

今のところの変化。
かかとがツルツルになった。
トイレにしょっちゅう行かなくなった。
夕方、足がむくまなくなった・・気がする。

絹の靴下がかかとをツルツルにしてくれるなら、絹の覆面を作って被って寝れば、顔もツルツルになるかも。



・・と脳天気な内容をアップしようとしたところに、福島在住の友達からメールが来ました。
勝手に転載しちゃう。
ゴメン、Mちゃん!

昨日はメールをありがとうございましたm(_ _)m

今日はパルセ飯坂にルワンダのコーヒーを提供しにボランティアに行ってきました。
最初、千人いた被災者も今は、百人を切ったそうですが、2ヵ月以上も、この生活を続けている人たちには、本当に頭が下がります。
お昼は喜多方ラーメンの炊き出しサービスがあり、ボランティアの私たちもいただいたのですが、それ以外に配られていたのは、ペットボトルのお茶と甘いお菓子 圧倒的に野菜不足だよね。
普段は、お弁当と野菜たっぷりの汁物が出るとは言ってたけど。
せめて、食事するスペースはイスとテーブルで食堂ぽくするとか、変化をつけてあげないと。

ところで、お願いがあります。相馬市が震災孤児のための育英基金を設立したそうです。
もしかしたら、私の情報不足でほかの自治体もあるのかもしれないですが。
相馬市のホームページにアクセスして、市長のブログを読んでみて下さい。
それで、何か心が動いたら、できる範囲で声かけしていただけたら、有り難いです。
私自身がお金や力があったらいいのですが、こんな時に頼れるのは、友達しかいないものね。
よろしくお願いします。


相馬市長のブログはこれです。
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by kuni19530806 | 2011-05-22 22:10 | その他 | Trackback | Comments(0)

やっぱりラジオ好き   

やっぱりラジオが好きってか気になる!でもAM限定!・・って、最近はポッドキャストばかり聴いてて言うのは邪道っすかね。

「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」の木曜日、高田文夫と清水のミッチャンは長らく私のテッパンでした。
テッパンです、じゃなくて「でした」なのは、近頃の二人には、かつてのあの2歩も3歩も先読みして結局どこも読めてない・・けどスピード感だけで爆笑しちゃうような、怒濤のハイテンポの掛け合いがあまりなくなり、物足りないので。
明らかに、高田文夫がストッパーになってる。

年相応でいいとは思うんですよ、今までが十分異常だったわけだし。
味わい深さ、枯渇の美学って言葉もあるし(ないか)。

でも、なんだか最近は少し、お互いがお互いの話に割って入り過ぎて(特に高田センセー)邪魔し合ってる感じがするのだ。
「片方の話のキモが終わったか終わらないか」の間隙にすっと侵入する瞬発力に秀でたふたりの職人芸がぎくしゃくしてる。
失礼や無粋と紙一重なあの前のめりな面白さは、やはりふたりの腕が揃って確かだからこそ成立してたのだわと思う今日この頃でございます。


一方、「小島慶子のキラ☆キラ」はスリリングさと盤石さが共存して、それがなおさら盤石な感じです。
小島さんはゲストコーナーのとき、相手の話を相手より迅速に、そして相手より的確に、まとめ過ぎるきらいがあります。
相手がまだ気づいていない領域すら網羅して。

それは本来は相手にものすごく失礼なことだと思うのですが(今こっちはそれを言おうとしてたのに、というゲスト側の空気も時々感じるし)、あれだけアタマの回転が早くて瞬時に受け手(リスナーともいう)の理解度合いを察してしまう人が番組を進めるとああなるのは自明の理なのかも。
本当は、一歩退いてゲストにまとめさせるべき、と小島さん本人がいちばん気づいてそう。

でもそれを差し引いてもやっぱり面白い。
最近のポッドキャストでは17日のゲストコーナーがいちばんキラ☆キラらしかった気がする。
震災直後の卒業式を中止した際に校長から卒業生へのはなむけの言葉がネット上で話題になったあの立教新座高校の校長先生が登場した日です。
エスカレーター式の有名私学、しかもキリスト教系の学校の校長らしからぬ御仁で、話も面白かった。

日替わり男子の中ではピエール瀧がいい!
大木さんも好きだけど、瀧さんのお悩みコーナーは心洗われます。
それに比べて、水道橋博士はダメだなあ、私。
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by kuni19530806 | 2011-05-21 23:55 | ラジオ | Trackback | Comments(2)

アンダンテ・モッツァレラ・チーズ   

藤谷治『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』を読む。

『船に乗れ!』の藤谷さんのデビュー作です。
タイトルは、アンダンテ、モデラートのいわゆる「言いまつがい」ですが、特に音楽が絡んだ小説ではありません。
医学情報の二次提供(?)をなりわいにしている会社が舞台のちょっと風変わりな青春会社恋愛小説です・・ですよね?

ヒロイン由香は30代で子(天才児)持ちのシングルマザーで洋行(!)帰りの上に、全身タトゥー入りという分かりやすいキャラの立ちっぷりですが、恋人である上司の健次に対して以外は、特に破天荒ではありません。

『船に乗れ!』もそうだったのですが、私は藤谷さんの描く女性にはあまりシンパシーを感じないんだよなあ。
別に「そうそう!」と随所に膝を打ちたくなる存在じゃなくてもいいんですけど、その言動や感情がすうっとこっちに届くというか、たとえ共感しなくても腑に落ちる感のある描かれ方だと乗れる。
けどこの由香さんは私には今イチ。
女子にあまり免疫がない男子が翻弄されたいと思う女子のステレオタイプみたいな気もちょっとした。

でも、男性陣はみなけっこう魅力的で、1人頑張って悪役を一身に背負っている部長も筒井康隆の小説の登場人物みたいで面白かったので、全体としてはなかなか楽しめました。
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by kuni19530806 | 2011-05-20 23:57 | 読書 | Trackback | Comments(0)

美人デュオ復活!&さようなら清   

久しぶりに、本当に久々にバイオリンの練習をしました。
たぶん7~8ヶ月ぶりじゃないかなあ。
楽しかった!
やっぱり自分で演奏するのは楽しい。
拙くても、時々耳障りでも、楽しくて嬉しい。

諸事情があって、そんなに頻繁に練習はできないかもしれないけれど、これからも続けよう。
うん。


そうかあ、児玉清、死んじゃったのかあ。

何度かここでも清ネタを書いてきた気がします。
もう15年ぐらい前になる横浜での「週刊ブックレビュー」の公開放送の清が本当に面白かったので、以来、ダンディぶる清を「横浜ではコメツキバッタみたいにへこへこしてたくせに」と揶揄し、anan誌上で少年のように福山雅治に憧れ礼賛する清を笑ってもきました。

その昔、水前寺清子主演のドラマ「ありがとう」シリーズでの清は、ハンサムで奥さん(たぶん河内桃子が演ってた)にベタ惚れなくせにそれを伝えられない武骨な医者や、妹を溺愛する余り常軌を逸してとんちんかんを繰り返す板前を好演していて、およそダンディの片鱗はなく、私はそっちの清が好きでした。

20年ぐらい前、同じ会社でアルバイトをしていた元紀伊國屋書店洋書係の同僚が「児玉清さんは常連で、いつも感じがよかった」と言っていて、「そうか、実物はとんちんかんじゃないんだ」と思ったのが今ではとてもなつかしい。

天国でもいっぱい海外ミステリを読んで、いっぱいへこへこしてくれ!
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by kuni19530806 | 2011-05-17 23:36 | 音楽 | Trackback | Comments(0)

花桃実桃   

中島京子著『花桃実桃』を読む。
毎回、凝った構成の小説を書くという印象のある著者なので、今回はどんな手口を見せてくれるのかと思いきや、意外にシンプルでした。
でもがっかりしたわけでは全然なくて、シンプルな分、あらためて中島京子さんの文章力を感じたというか、乗ってる感も伝わってきました。

まるでタイムスリップしたかのような昭和くさい「花桃館」というアパートが舞台の物語です。
父の遺産であるこのアパートを引き継いで管理人になった40代未婚の茜が主人公です。

古くさいアパートの女性管理人というと、私などはまず「めぞん一刻」を思い出してしまうわけですが、花桃館の住人達も、一刻館とはまた違う風情ながら変人ぞろい。
茜は一刻館の「管理人さん」と違って、若くも未亡人でも特に美しくもありませんが、彼女が絡んでのちょっとした恋愛模様は描かれています。
それがちゃんと40代していて麗しい。
中高年にはこういう男女の機微ってあるなー。

強い印象を残す小説ではないですが、味わい深くて好きだ。
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by kuni19530806 | 2011-05-16 22:18 | 読書 | Trackback | Comments(0)