2014年 12月 26日 ( 1 )   

ワーカーズ・タイジェスト   

津村記久子『ワーカーズ・ダイジェスト』を読む。

今年はホントに、津村記久子さんばかり読んでいた印象。
最後(たぶん)も津村さん。

これも良かった。
表題作と、「オノウエさんの不在」が収められているが、どちらもグッとくる。
この、ウソくさくない世界はなんなんだろう。

全然ポジティブじゃなく、どちらかといえばネガティブに思えるのだけれど、なんだかじわじわと励まされる。

会社という組織の理不尽さや残酷さやアタマの悪さや停滞っぷりや時代錯誤感、そしてそこで働くことのキツさ、諦め、ちょっとした風穴、などなどが、大きな事件ではなく、日々のルーティンを軸に描かれているのだが、読後感が清々しい。

具体的にはなにも解決していないし、登場人物に特に爽やかさは感じないのだが、だからこそ、みんなそんな風にがんばっているのだなあと心強く思うのかもしれない。

津村さんの小説を読むと、特に専門知識を持たない事務職や営業職が肯定されている気がするのだきっと。

お茶を入れたり、コピーをとったり紙やトナーを入れ替えたり、数字の入力、電話の応対、ちょっとしたお使い、備品の管理、集金、支店や業者さんとのやりとり、新人や派遣社員の指導、苦情受付、出張の手配、冠婚葬祭や親睦会のあれこれ、交通費の精算、などなどの、専門職や技術職では決してメインではない、これといって名前のない仕事の価値を、認めてもらったような、、あらためて認めようと思い直すような、そんな気持ちになる。

それが高じて、そういう仕事を自分が経験してきて良かった、その職種特有の理不尽さの感触を実際に知っていることはいいことだ、とすら思える。
だからこそ、今の自分がいるのだ、ぐらいに。
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今日のスポーツクラブ。
①準備体操後、ラテンエアロ(1時間)を初体験。

汗だく。
意外とバテなかったが、中盤からはステップがよくわからず。
飛び跳ねたりはしない、ローインパクトの動きだが、1時間、ほぼノンストップでステップを踏むので、かなりの運動量だと思う。
ただ、黙々と走ったり自転車を漕いだりするよりは楽しいかも。

しかし、ラテンエアロってやたら腰を振るのね。
続けたら、さぞやくびれるだろう。
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by kuni19530806 | 2014-12-26 20:50 | 読書 | Trackback | Comments(0)