2014年 08月 13日 ( 1 )   

ヤゲオ   

国立近代美術館のヤゲオ財団コレクションを見に行く。

美術には造詣が浅く、なんの知識もない自分だが、美術館に行くのは好きだ。
見たそばから忘れ、今回のも、数ヶ月・・下手すりゃ1ヶ月後ぐらいには「行ったっけ?」になるような気がするが、その瞬間の自分が新鮮。
いろんな自分が登場してきて。

別に「新鮮な自分」なわけでもないんだけれど、お久しぶりな自分もいる。
そして、自分なんてもんは、探したり見つけたりするもんじゃなく、上手く言えないけれど、身を任せるというか、意識としては、自分に自分を提供する、みたいな感覚が必要だなと思う。
探してもロクな自分が見つからない半世紀をやってきたからこそ言える境地だったりして。

でも、美術館に行ったり、旅行に行ったりすると、よくそういうことを思う。
最近、なかなか旅行には行けないので、やっぱり美術館行きは大事だ。たぶん。

今回の催しは、コレクションだからいろいろあった。
系統は全くなかった。
台湾出自の財閥(たぶん)だから、アジア、特に中国のアーティストのものは多かったが、それが特出しているわけでもそんなになくて、絵画だったり写真だったり彫刻だったり、中にはリアルな若者の人形(この手のものって何か名前があるのだろうか。50cmぐらいの人形)もあったりして、すんごくお金のかかったおもちゃ箱をひっくり返した感じ。
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もちろん、そこここにコレクションの説明があり、展示のしかたのゲームもあって、系統だっていないゆえの系統の立て方というか、遊び方が掲示されていたけれど、でも要するに、「欲しいものを集めました」なんだよな。
いや、それが悪いわけじゃ全くなくて。

むしろ、他人の夢に付き合わされているようなうっとうしさは少なく、すぐ興味が変わる子どもの脳内を探索しているような面白さがあった。
でも、その脳内が意外と大きくて、常設展という「また別の脳内」も一緒に見たせいで、後半は息切れ。
混んでいなくて助かったけれど。

古さと新しさが共存したみたいな美術館の建物を出て、昭和の香りのするパレスサイドビルの地下で昭和なお蕎麦を食べて、平成の今っぽいスタバでお茶して、最近すっかり様変わりした通りを右手に見ながら神保町の駅に着いた。

今は2014年かあ。
とんだ未来だ。
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by kuni19530806 | 2014-08-13 23:59 | お出かけ | Trackback | Comments(4)