2013年 02月 09日 ( 1 )   

無罪   

スコット・トゥローの『無罪』を読む。

『推定無罪』は読みました。
でも、映画は見てません。
内容はほぼ忘れてます。
ただ、ちょっとした(かのように見える)ことで、検察側と弁護側の勢いや流れや空気が一転(一変?)する、まるでオセロのような法廷シーンがすごく面白かったことは覚えています。
最後に、「で、真実ってのはどうでもいいの?」と思ったことも。
あれから20年ですかー。

今回も面白かった。
でもとてもハードでした。
人間の心に巣くう下世話さと崇高さが共存することに、愉快さと不愉快さみたいなものを同じ濃度で感じた、みたいな。

この小説を読むと、「人はみな病んでる」と思います。
いちばんまっとうに思えるトミー・モルトも、ぎりぎりのラインで生きてるよな。

だからこそ、登場人物誰ひとりにどっぷり感情移入はできず、かといってどの人物にも共鳴できる部分もあったりするので、いろいろ翻弄されて、疲れた。

アンナ、女性には人気ないだろうなあ。
いちばん嫌われるタイプじゃね?

最後、意外にもやもや感は残りませんでした。

『推定無罪』、もう一回読んでみようかなあ。
でもたぶん、読まないだろうなあ。
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by kuni19530806 | 2013-02-09 23:48 | 読書 | Trackback | Comments(0)