2011年 10月 30日 ( 1 )   

最近読んだ本   

たかのてるこ著『ジプシーにようこそ!』

北尾トロさんがラジオでお薦めしていた本です。
ジプシーに関して、私は全く知識がなくて、この本でいろいろ学ばせてもらった・・つもりでしたが、読み終わった今、既にほとんど忘れてる!
なんてこった。
残ったのは、ジプシー=ヤンキー説。
これはやけに説得力がありましたよ。

たかのさんの行動力に脱帽、そして読みやすい文章に好感は抱きましたが、カメラマンの「タカハシくん」と一緒の旅だと最初に告知されているのに、あまりにも1人の体なのが気になって気になって。
たかのてるこを全面に出した本、そういう手法だとは理解しつつ、でもなあ。
偽タクシーにぼったくられたり、言い寄られて貞操の危機に直面したり、別な人へのお土産を勝手に開けられその場で食べられたり、などなどのシーンで、当然タカハシくんは一緒だったはずなのに、たかのさんが孤軍奮闘している書き方しかしていないのが不自然でしかたなかった。
1人で切り抜けた的描写を読んじゃうと、いくら「手法」でも、そこにいる人をいないかのように都合よく抹消して書くのを罷り通すなら、それ以外のエピソード(特に破天荒部門)のリアリティにも欠ける気がして。
かと思うと、ホームステイした年配女性のカティさんに「タカハシくんと結婚しなさい」と言われて、「私たちは身内みたいなもんだから、あり得ないよ!」とコメントしたり。
突然、登場させられてもなあ。
ここでは出して来るんだ、みたいな。
タカハシくんの存在が中途半端過ぎて、せっかくのジプシーワールドにのめり込めない、残尿感ありの本でした。

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ポール・ギャリコ著『猫語の教科書』

こういう遊び心満載の本を久しぶりに読んだ気がします。

なんだかんだ言って、私は特に猫派を標榜する者ではありません。
人間以外の動物に関しては、来る者は拒まず去る者は追わず派です(ナンノコッチャ)。
自分に接近してくる動物にはたいていころっと参ってしまう。
猫に限らず。
公園の池で自分の近くに来てくれるなら、カメでも鯉でもミズスマシでも「いいヤツだ」と思ってしまう、カンタンな人間なのです。(蚊やハエ関係は除く。勝手言ってすまぬ)
でもなぜか人間に対してはあまりそうでもありません。
寄ってこられても、いいヤツじゃないのもいっぱいいる、と学習したからでしょうか。
あ、よけいな情報は要りませんね。

ふだんは猫を特別視してない自分ですが、大島弓子さんの『綿の国星』は大好き。
猫を介して妄想力を膨らませるというのは好きなのです。
猫はそういうものの入口っぽい。
なので、この『猫語の教科書』も好きです。

・・猫好きって、もしかしたらみんなこのあたりが肝だったりする?
妄想、想像好きの総称なのかな。

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by kuni19530806 | 2011-10-30 23:38 | 読書