オーロラ写真展と千代田図書館訪問記(ほぼ批判。しかも長々)   

新宿高野ビルのコニカミノルタプラザギャラリーでやっている「宇宙から見たオーロラ展2010」に行く。

新宿に行って地下道を歩いていたらこの掲示を見たのでふらっと入ってみました。
入場無料だし。

展示ブースはABC3つあって、BとCがオーロラでした。
平日の昼どきだったせいか人が少なくて、画像も映像もじっくり見ることができました。
オーロラが見えるしくみの解説映像と、スカンジナビアかどこかに設置して定点観測した空の映像の早送り上映(それでもゆっくりですけど)は良かったです。
特に後者はヒーリング映像ですね。
見ているだけで気持ち良くてまったりしました。

他にも、アラスカ上空のカメラからの生映像(私が見ている間は夜で、空に変化はなし)やオーロラ出現の際の音も聴くことができます。
「地球から見たオーロラ」コーナーには中垣哲也さんという人が撮った、まさに「この世のものとは思えない」神秘的で、今にも動き出しそうなオーロラの写真が並んでいます。
ホント、幻想的だ。
撮影者本人もいました。
ヒマそうにしていたので話しかければ応えてくれそうな雰囲気でした。
話しかけませんでしたが。

プラネタリウムやオーロラ的なものが好きな方にはお薦め。
ただし、空いているときじゃないと薦めません。
人口密度の高い環境で見る写真や映像じゃないですね。


帰りに、千代田区立千代田図書館に寄ってみました。
オープン当初は行く気満々だったのですが、訪問した周囲(図書館関係者も関係者以外も)の評判がすこぶる芳しくなく、徐々にその気が失せて、本日に至っていました。

今日訪問してみて、私も確かにいろいろ気に入りませんでした(笑)。
同業者の視点でチェックしてしまうので、利用者としてはある意味失格です!?

私はそもそも、ビルの上階にある図書館って好きじゃないんですよね、めんどくさくて。
千代田立千代田図書館以外では、豊島区立中央図書館とさいたま市立中央図書館ぐらいしか行ったことがありませんが、どこもなかなかエレベーターが来ないイメージ。

千代田図書館は文句を言い出したらキリがない感じの図書館でしたが(しつこいようですが、どうしても同業者視点)、いちばんダメだなあと思ったのは肝心の本が乱雑に並んでいたこと。
たまたま、じゃないと思います。
本棚にいっさいブックエンドがないってのは斬新だよ。
ブックエンドを使わない図書館って私は他に知らないのですが、たぶん、なんらかのポリシーがあってやってるんでしょうね。
なにかとポリシーが多そうな図書館だし。
まず、ポリシーありき、みたいな。
でもブックエンドがないと、全ての本棚の右端の本は、その列がぎゅうぎゅうに詰まっているか、よほど自立心旺盛な厚い本でない限り、斜めに置かれているか倒れていることになります。
これってどうなんでしょう。
あたりまえですが、寝ていたり傾いている本はタイトルが見づらいです。
図書館なのに。
おまけに、本棚の見出し版(医学とか文学とか書かれている板)が所定のポジションにきちんとささっていなくて奥に引っ込んでたりするので、なんの本が並んでいるのかわかりづらい。

閲覧席やPC検索ブースはほぼ満席なのに、本棚の所には全般的にあまり人がいませんでしたが(私がいちばん嫌いなタイプの図書館です)この「ほぼ満席」も本棚の使い勝手の悪さを助長してます。
本棚の一面がこの閲覧席にけっこう近いので、その面の本は見づらいのです。
「本棚で本を物色する」という図書館的にはなによりあたりまえの行為をしているのに、なんだか閲覧席の人を邪魔しているかのような気分になっちゃう。
静かに勉強している人々の近くで動き回ってゴメンって気にさせられる。
これってダメじゃね?

あとは(文句がいくらでも出てくるなあ)、雑誌の棚も見づらい。
パッと見もわかりづらいし、貼ってある配置図も見にくいです。
雑誌の棚が頑丈なスチール製なので、バックナンバーを見るためにフタを開閉するときに気をつけないとけっこう大きな音が出ます。
手前に最新刊を陳列して、バックナンバーはその奥を開け閉めして入れるタイプの雑誌棚は、プラスチックか木製の方が開閉に気を遣わなくていいなあ。

今日は貸出券を作ってみたのですが、入力してもらっている間に「これを読んでお待ち下さい」と利用案内を書いた厚紙を渡されただけで、口答では一切説明がありませんでした。
「なにかご質問は?」と聞かれたので、「区民じゃないと貸出数は半分なんですねー。あ、これは質問ではなく感想ですね」と言っちゃいました。
係の男性の反応は薄かった。

千代田区立千代田図書館は3年ぐらい前に鳴り物入りでオープンしました。
マスコミの取材も凄かったと聞いています。
なんかの図書館賞も獲ったはず。
図書館員の制服は小洒落たカフェの店員さんのようですし(どうでもいいけれど、書架整理しづらそう)、コンシェルジュと称する区の案内役の方もいます。
都心のビジネス街のど真ん中という立地条件の図書館として、新しい民間運営の公立図書館のひとつの方向性を、あえて振り幅を大きくして極端過ぎるくらいに打ち出そうという姿勢は間違っていないと思います。
どうせやるなら、頭が硬くてバカな公務員には作れない斬新な図書館をドンドン作ったれ!と煽りたくなります。
ただ・・・新機軸を打ち出すのはけっこうですが、肝心の書架(本棚)に魅力が全く感じられないのはいただけないなあと思いました。
ラインナップがパッとしないのは貸出中の蔵書が多いからか、と好意的に考えたりしたのですが、書架の空きスペースがさほどでもないので、これが基本の品揃えなのだろうなあ。

なんかさ、新しいことをやるなら、従来の基本をむしろ従来以上にきちっと押さえないと、却ってかっこ悪くないか?
そんなの、手が回らない?
ならやめろよ、と思います。

最後に、キャレル席(個人用ブース席)というネーミングに引っかかりました。
キャレルなんて語は一般的じゃないと思います。
わかりづらいです。
こういう方向でのわかりづらさは図書館的にはNGでしょう。
図書館の存在意義と逆なのでは?

以上、図書館業界の末席でキレイゴトを叫ぶ、でした。
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by kuni19530806 | 2010-01-13 23:31 | お出かけ | Trackback | Comments(0)

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