桐島、部活やめるってよ   

映画「桐島、部活やめるってよ」を見る。

原作は読んでいない。
映画も、映画館に足を運んだわけでも、TSUTAYAで借りてきたわけですらなく、CSのをなんの気なしに録った。
この映画、数年前に話題になってなかったっけ?
ああ、「あまちゃん」のユイちゃん(橋本愛)と、「ごちそうさん」の悠太郎さん(東出昌大)が出てるのか、という程度の予備知識。
監督も知らない人だったし、神木隆之介クンは雑誌やネットでそのビジュアルは知っていたものの、役者としては「千と千尋・・」の坊の声、としてしか、その存在を知らなかった。

これが・・なんかすっごく良かった。
高校生ってナマモノだ。
自分がやっていたときだってそうだったのだけれど、振り返るとよけいにそう思える。
傷みやすいし、加工前の可能性は計り知れないし、くさいし、食べ合わせでいろいろ起きるし、時にグロテスクだし。

昨今、身近に高校生がいないし、彼ら彼女らがどんな高校生活を送っているのか想像しきれなかったりするが、この映画を見て、なぜか「これこれ!」と思った。
知りもしないくせに、すごく腑に落ちた。

求めることと拒絶することを同時にやってるんだよなあ、高校生は、いや、人は皆か。
それを意識的ではなく、かといって無意識でもなく、立場や役割として演じるというか、軌道に乗っかってて、でも違和感がないわけじゃなく、声高にもなれず、地に足が着いていないまま、日々を送ってしまいがちなのではないだろうか。
日常こそが緊張感があって、非日常に安堵する、みたいな。
全然うまく言えてないけれど。

とにかく、同じ時間事象を、違う視点から繰り返し描く手法にやられた。
こういうの、大好きなのだ。

東出クン扮するモテ男子宏樹の彼女役、「あまちゃん」にも出てた松岡茉優がよかった。
性格の悪い女子。
いそう。
こういう女子がかなりの数の高校生の生活に暗い影を落とすんだよなあと思わせる。
そしてやはり、映画部前田の神木隆之介と、宏樹を好きな吹奏楽部部長の大後寿々花は芸達者だった。

ラストの屋上の大乱闘シーンは素晴らしかった。
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by kuni19530806 | 2014-12-17 14:12 | 映画

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