瞽女唄   

瞽女唄の月岡祐紀子さんの演奏を聴きに行く。
場所は、近隣にある江戸時代に建てられた名主屋敷。
「椿の里瞽女唄ライブ8」と銘打たれた・・そう、もう回を重ねて8回目となる恒例のイベント。

聴きに行くのは2回目。
2年前以来だ。
そのときは、前の職場で、月岡さんと昔話の語り部である中野ミツさんのコラボイベント「瞽女(ごぜ)唄と越後の昔話」の開催間近なときで、幕間にイベントの告知をさせていただいたりしたのだった。

職場でのイベントをきっかけに月岡さんとは何度か食事をさせていただいた。

面白い人なのだ、月岡さん。
ビジュアルは本当に着物と三味線が似合う、純和風のツヤっと艶っとしたすごく美しい人なのだけれど、天然で無防備。
作為的なところや狡猾さがあんなに感じられない人も珍しいんじゃないか、ぐらいな。
いや、芸事に秀でた人で、俗世間のどよっとしたものとは無縁な人はいっぱいいるのかもしれないけれど、なんかそういう人ってちょっと乾いているイメージがある。
思考経路というか、人間性に。
自分のやっていることに対するこだわりも、突き抜けている分、熱さはあっても湿気はないっていうか。

でも、月岡さんにはすごく湿度を感じる。
見た目も、ちょっとした会話も。
でも、粘着性は感じない。
すごく俗っぽいことも平気で言うのだけれど、俗っぽくならない。
人にどう思われるかを気にしない、というより、人にどう思われるかという思いの存在に気づいてない、みたいな。
もちろん、気づいているはずだけど。

ベタっとしていない湿度が稀有、という感じ。

あ、全然上手く言えてませんね。

幼い頃から三味線を弾くという環境にあったとはいえ、瞽女さんの存在がまさに消えようとするタイミングに、高校生という若さで、視覚障害を持たない月岡さんが瞽女唄に魅せられたという事実はすごいことだと思う。
今回の立ち話でも、継承者という重荷を感じている様子だったけれど、月岡さんは選んだのだし、選ばれたのだと思う。

ライブを堪能した後、最寄り駅に戻って、誘ってくれた友人と駅前の日高屋でラーメンを食べた。
初日高屋。
決して上品ではない客層が面白かった。
乳飲み子から老人まで。
喫煙席と禁煙席の近さがごった煮感を象徴している感じ。

夕食のしたくをしなかったのは本当に久しぶりだ。
お寿司を買って家に置いてきた。
またやろう。
[PR]

by kuni19530806 | 2014-10-26 17:07 | お出かけ

<< 不便のねうち 今日の学校日誌 >>