小さいおじさん   

うわー!
もう6月かあ。
6月は確かに「夏」だけど、急に暑くなった。
疲れるー。

尾﨑英子著『小さいおじさん』を読む。

どうでもいいことなのかもしれませんが、世間では、よりの方が苗字としてよく使われている気がする今日この頃。
﨑の存在を知ったのは大人になってかなり経ってからですが、昔は、戸籍的には立サキでも、一般的な大サキを使っていたのだろうか。

私も名前の漢字は、ずっと簡易版の字を使っていたしな。
ある日、戸籍と違う字を使っているとめんどくさいことがある、と気づいて、旧字に統一したのであった。

で、『小さいおじさん』の話。
尾﨑さんは新人さんです。
書き手として新人かどうかは定かではありませんが、この小説がデビュー作だそうです。
それにしては、というか、それとは関係ないかも、というか、ベテラン感が漂います。

都市伝説をモチーフにした、28才女性3人の物語。
孤高な雰囲気の設計士の曜子、カフェでパートをしつつ子育てをしている友達づくりに苦手意識のある紀子、ワケあり失業中の朋美。
3人は中学の同級生で、同窓会で再会しますが、からみはさほど多くはありません。
じゃあ、3人の接点は重要じゃないかというとそうでもなく、重要かというと、そうも言い切れず、話は進行します。

この小説を読んで、28才という年齢が、自分にとってはもうかなり茫洋としたイメージになっているのは否めませんでした、そう書くのは残念ですけど。
その世界に没頭すれば、28才だろうが18才だろうが8才だろうが88才だろうが全く関係ない、も真理ですが、この小説は私にはなぜか、読んだ現在と28才との距離を感じさせました。
それは、長所であり短所かも、とも。

母親との確執とか、固定されている気がする専業(パート)主婦の世界とか、倫に悖る恋愛の行く末とか、それぞれの題材はベタとも言え、でもそれをこう展開する力は相当だな、と思わせます。
ただ、私には、一貫して自分がどこか高みの見物をしているような気分でした。

要するに、自分はトシ食ったってことかいっ!?
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by kuni19530806 | 2014-06-01 11:44 | 読書

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