55歳からのハローライフ   

村上龍『55歳からのハローライフ』を読む。

『13歳のハローワーク』つながりかと思ってました。
あえて、中高年からの仕事紹介、仕事選びの本かと・・。

新聞の連載小説です。
中高年の仕事や人生の悩み、将来への不安が、飲み物という共通項を加えて、5編描かれています。

誤解を恐れずに言うと、村上龍がこういう方向の通俗小説を書くとは思わなかった。
通俗小説が純文学より下、などとは全く思ってないし、今回の方向に批判的でも全然ありません。
ただ、もう何年も村上龍の小説を読んでいなくて、自分が勝手に抱いていた村上龍ワールドがあったので、けっこう意外だった、というだけです。
ブレーキが効いてる平安寿子、みたいだと思いました。
要するに、あそこまで赤裸々じゃない。
性差、なのかもしれないなあと思ったり。
それと、新聞小説という発表媒体が小説の形式や濃度に及ぼす影響は大きいかもしれません。
文芸誌掲載や書き下ろしとはいろいろ違うだろうし。


どれも面白かった。
でもそれもちょっとずつ物足りなかった。
仕事のこと、将来の不安、どれもリアルタイムの自分にズンと響くテーマだけれど、これを読んでなにか展望・・とまでは行かないまでも、とっかかりが見つかる、ということはありませんでした。
それでも、読んでよかった。

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by kuni19530806 | 2014-01-04 23:27 | 読書 | Trackback | Comments(2)

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Commented by けん at 2014-01-05 23:17 x
「ブレーキが効いてる平安寿子」には笑った。
平安寿子がブレーキ効いてちゃおしまいだけど、村上龍ならアリかもね。
話は変わりますが、ウーマンラッシュアワーです。
志村けんが「早口すぎて何言ってるかわからん」と言ってますが(詳しくはオレのツイート参照)、オレも全部は聞き取れない。
だから、面白いんだけど、どこか不満が残っちゃうんだよなあ。
Commented by マツモト at 2014-01-06 09:06 x
けんさんへ

リンク先、読みました。
オードリーの若林のこととか、爆笑問題の紅白あまちゃんコーナーへのダメ出しとか、他にも面白い記事が目白押しで読みふけってしまいました。

確かに私も、最後が「潮騒のメモリー」の方が良かったかも。
あ、ウーマンラッシュアワーのこと。

ずいぶん前、紳助が「一推し」と公言していた頃、バイトリーダーのネタを見たのですが、そのときは、こんなに早口でこもり声なのに全部聞き取れることがスゴイ!と思いました。
でも今回、私も聞き取れない部分があってもやもや感が残りました。
中高年は「一言も聞き漏らすまじ!」と真剣に聞かないと、たぶんかなりの部分が聞き取れないですよね。
聞き取りづらい事実より、視聴者の姿勢が問われるみたいな、そこに志村けんはムカついたのかなあと思いました。
上から目線じゃなく、上から耳線みたいな。

銀シャリとも、録画を何回か見たら、最初のときは聞き取れなかったのですが、その後聞いたらすっごく面白いことをちょいちょい言ってて、もったいないなあと思いました。

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