大人のおしゃれ手帖   

リンネル特別編集『大人のおしゃれ手帖』をめくる。

6月20日にここに書いた『大人になったら、着たい服 春夏編』との違いが正直、わかりません。
私の中ではJJとCanCamぐらい同じです。
要するに、詳しい人から見れば「明らかに違うでしょ!」かもしれないけど、それ以外の層には同じ見えるってことです・・たぶん。

『大人になったら、着たい服 春夏編』より今回の『大人のおしゃれ手帖』の方がオシャレ度が上に思えるのは、表紙が一般の人(とは言ってもファッション関係者ですけど。プロのモデルではないという意)ではなく、あの桐島かれんさんだからでしょうか。

しかし、桐島かれんという人は常に磐石な印象。

出てきたときは「あの桐島洋子の娘」的なインパクトと一目の置かれ方だったのが、そこに安住(?)せず、不用意に笑わないような、お仕着せの流行りの服なんか着てませんっぽい、ちょっとトンがったアバンギャルド路線で、でもやり過ぎて中央リーグから逸脱もせず、ローランドやノエルという弟妹と絡んだりダブったりのネバっこい立ち位置のリスクも回避し、程良いサブカル志向であのサディスティックミカバンドのボーカルをしたかと思えば、広告業界では有名なカメラマンととっとと結婚して、わりとあっという間に4人の母になり、その地に根を下ろした母なる大地(!)のイメージで、もうメディアになど登場しないかと思いきや、「本人にはあまりその気はないのだが周囲がほっとかない」態で昨今徐々に露出を増やし、今じゃハイソ女性誌を含め、40~50代女性の理想というかファッションリーダーのポジションを堅持してる。
やっぱ、磐石だわ。

もちろん、『大人のおしゃれ手帖』の巻頭インタビューでも揺ぎなし!
【20代、30代といろんな“社会の枠”があって、ファッションを楽しめない時期もある。でもそういうものから自然と開放されるのが40代、50代。それからまた、大人のおしゃれを楽しめばいいのよ。】
と中高年に心強いエールを送ったと思えば
【ゆるやかにでもファッションに興味は持ち続けていないとね。さあ、またおしゃれしよう!と思ったときにすごく差が出てしまうから。】
と、前言を読んで調子こいて「大人のおしゃれとはなんぞや」と思い始めた「遅れてきたおしゃれ興味層」の妄想を打ち砕き、へっ?さっきのエールは!?((((;゚Д゚))))と路頭に迷わせる。
でも最後はなにごともなかったかのように
【生き方も何でも自分はこれだという自信があれば、かっこいいと思うんです。】
と締める。
いや~磐石!

生き方も何でも(たとえばファッション)自分はこれだという自信がないから、『大人のおしゃれ手帖』なんぞをめくっているわけですよね、ほとんどの読者は。
一瞬近くに寄り添ってくれたかに見え、その実、単なる上から目線発言。
そこになんの躊躇も疑問もない感じが、はさすがにそのへんの単なる(?)ファッション関係者や読モとは別リーグです、かれんさん。

でも、それでも、この手の雑誌(mook)の表紙は、一般人より妄想を喚起させてくれるプロのモデルさんの方がいいと思う。
ナチュラル系のファッションって一歩間違えると貧乏くさくなるから、せめてお金がかかった容貌・容姿の人で見せて欲しいというか。
こんな、古着か新品かいい素材なんだか高いんだか安いんだかわからない洋服は、プロに着られると参考にならない、という意見もありそうですが、私は正直、一般人(しつこいけどファッション関係者含む)が着てる写真を見て「いいなあ」と思うナチュラル系ファッション、そんなにないのです。
全くない!とまでは言いませんが。
ナニサマだ!と言われそうですが、洋服は清潔感の際立つ人が着ているのを見て参考にしたいのです。
極論か。

『大人のおしゃれ手帖』、意外と文章が充実してました。
あと、轟木節子さんのコーディネートはたいてい好みです。
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by kuni19530806 | 2012-08-14 23:20 | 読書

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