最近読んだ本の覚書   

『気仙沼に消えた姉を追って』生島淳。
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著者はあのヒロシの弟で、本業はスポーツライター。
アナウンサーヒロシとそのすぐ下の弟(職業不詳)は以前とある場所で何度も見かけましたが、そのまた下にも弟がいるとは知らなかった。

淳氏は、ずいぶん前に自殺した桂三木助という落語家に声も顔も似てる気がします。
最初に似てる思ったのは声です。
彼はラジオ「小島慶子 キラ☆キラ」月曜日レギュラーなのですが、声を聴いていて三木助の顔しか浮かばなかった。
その後、顔写真を見たらドンピシャな顔なんで笑った。

生島3兄弟の1と2の間に位置する「姉」とその夫は昨年の震災で行方不明になり、数か月後に遺体が確認されました。
この本は、肉親が行方不明のままという極めて特殊な状況から書かれていますが、震災直後の著者の不安定な心理状態や、何か月も現場に行けなかった理由や、多くの後悔や絶望や、前を向いて生きて行くしかないと思い至るまでの経緯が、平易な言葉で語られていて読みやすいです。
複数の被災者の証言は、それがどんなに苛酷な体験でも「復興」の旗印に映るのは、当然ながら語り手達は生還者だからです。
並列に描かれている「姉」だけが生還者ではない。
著者の悲しみと悔しさが際立つ構成になっています。
読んでいて楽しい内容ではもちろんありませんが、私は読んでよかったと思った。


『女子アナ以前 あのころのわたしと、いま考えていること。』小島慶子。
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小島さんのインタビューを起こした人生指南書です。
コメントはどれも、ラジオや他の著作で語られていることですが、これを読むとあらためて「アウェイになってもキラ☆キラにこだわって続けて欲しかった」と思いました。


『絵になる子育てなんかない』養老孟司+小島慶子。
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二人の対談集。
養老さんってけっこう極論傾向の変わりモンっすよね。

私は子どもはいないけれど、これを読んだらなんだか気がラクになりました。
対談は震災後に行われているので、原発事故の話も出てきます。
原発事故後の日本は集団ヒステリー気味になっている感じもしていて、それは自分も例外ではないと思われますが、これを読んだら、少し肩の力が抜けた気がしました。
養老さんがとりたてて原発事故を楽観視する発言をしてるわけじゃないんだけど。
あ、全然してないです。
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by kuni19530806 | 2012-02-19 23:16 | 読書 | Trackback | Comments(0)

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