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インディペンデンス   

久々に夫のライブに行く。
場所は池袋インディペンデンス。
ライブそのものが久しぶりで、たぶん1年前の横浜以来。
今回はコルトレーン・バンドとのことで、丸ごとコルトレーンの曲でした。
ジャズ初心者にはちょっとハードルが高い(フリーズジャズという感じじゃないんですが、コルトレーンは哲学者っつうか求心者ですからねえ。「私は聖者になりたい」ですし)ラインナップだったので、私は友達が誘いづらいところが少しありました。
が、今まで何度も来てくれているKKさんが今回も快く参加して下さってとてもありがたかった。

夫は、最近はコルトレーンしか聴かないし弾かない、と豪語してます。
でも、そんな夫に賛同して集ったメンバーだけに、気合いが入った演奏だったと思います。
特にサックスのSさんは、見た目は高校生のような男の子ですが、お父様が有名なジャズベーシストという環境もあってか、2本のサックス(KKさん、小さいのはソプラノサックスだそうです)を使いこなし、かっちょいい、渋い音を出していました。
ピアノもドラムも若い女性で、なんだか夫は全員のおとうさんみたいでした。

ボランティアで知り合ったTさんご夫婦も来てくださいました。
Tさんご夫婦の娘さんS子ちゃんは重度の障害を持った女の子ですが、本当に器量よしで性格も可愛くて、みんなの人気者です。
私達がS子ちゃんと初めて会ったのは彼女が小二のときですが、今年、S子ちゃんは成人式だったそうです。
その事実に心底驚きました。
「S子を見てくれる人がいて来れたの~」と来て下さったご夫婦は、いつも明るくてファンキーで優しくて仲が良くて、ホント、揃ってかっこいい。
S子ちゃんと3人でよく海外にも行っていて、以前アフリカに行ったときの写真を見せてもらいましたが、完全になじんでいて、なじみ過ぎていて、笑いました。

このところ、自分の仕事で閉塞感いっぱいだったのですが、気合いを入れて音楽をやっている人々を見ることができたこと、KKさんの仕事先のボランティアの若者の話を少し聞けたこと、そして変わらないTさんご夫婦に会えたことで、なんだか気持ちに風穴を開けてもらった気分でした。

by kuni19530806 | 2010-06-06 23:35 | 音楽

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