ブックフェアに行く   

図書館向けのブックフェアというものに行ってきました。
場所は市ヶ谷の大日本印刷研修会館。

ブックフェアでは、主催する図書館関係業者や出版社が「これは“買い”ですよー」と推奨する本(実際はもちろん「売りたい」本)が1点ずつバーゲン会場のような場所に多数展示されています。
それぞれの本には、それを特定できる情報が掲載された短冊が差し込まれているので、「ホント、これは“買い”かもー」と思ったら1枚抜きます。
1冊の本には、複数の人が抜けるように同じ短冊がいっぱい差し込まれてるわけです。
会場を回って収穫した短冊をまとめてドカンと係に渡すと、それのリストを作成してくれます。
あとは、リストを職場に持ち帰ってチェックし(既に自分の館で持っている本を選ぶ場合も多々あるもんなので)、購入決定となるわけです。

ブックフェアというと、図書館関係者はこぞって行こうとします。
なぜなら、そうやって現物を見て本を発注できる機会がそうそうないから。
ブックキャラバンといって、業者さんが行商よろしく本をワゴンに積んで図書館に回ってくることもありますが、これはワゴン車1台分が相場なので規模が小さい。
もちろん、いろんな方式を採用したりして、現物を見て発注をあたりまえに実施している図書館はいっぱいあるでしょうが、我が居住区の基本はそれが出来ていないので、図書館関係業者が週刊で発行している新刊情報からの発注がベースになっています。
「ダ・ヴィンチ業界版」みたいな雑誌を見て本を選ぶわけです。
机上の空論が基本、っつうの?
なので、そもそも「ああ、現物を見て本を選びてー」という慢性的な飢餓感、みたいなものがあるわけですね。

しかもブックフェアには、書店や倉庫に行って現物(短冊ではなく本体)を引き抜くのとは違って、ワンクッション置けるという利点があります。
それはどういうことかというと、現物引き抜きは、引き抜いた時点で「お買い上げ」が確定してしまうので、既に自分の館で持っていた、などといううっかり発注をしがちですが、ブックフェアは短冊を抜いた時点ではリストにするだけなので、それを持ち帰ってチェックできるわけです。

なので、ブックフェアはその筋の人間には人気・・・たぶん。

本日は児童書のフェアだったのですが、まさにちょっとしたバーゲン会場のような混みようでした。
9割がたは学校図書館関係者だった模様。
時期的なものもあるみたい。
小中学校には、年度の初期にどっと本を選んで夏休みに備える、みたいな基本の流れがあるらしいので。

とはいっても、たいていの図書館はフェアを「棚の補強」と捉えています。
「うちは読み物と自然科学の本が薄いから、フェアではそこを重点的に」みたいな。
なので、今回の私達とは主旨が大きく違います。
我々は現在、新館丸ごとの本選びをしている最中で、このひと月半、机上での本選びに終始していた・・・挙げ句の満を持してのフェアです。
しかも予想通り、予定よりずっと進捗が遅れているので、このときとばかりに、フェアでは、大人買いを超えた超人買い!?をしました。
周囲が、ひとり10枚~20枚程度の短冊を袋に入れて会場内をうろつく中、我々(3人で行きました)は、受付でもらった透明の短冊収納袋に短冊が入りきらず、はみ出し、明らかに奇異な目で見られました。
最後にリスト作成の列に並んだときも、かなり注目の的でした。

そんなわけで、本日はまんまと主催者の魂胆に乗っかり、2時間半で3千冊、約6百万円分の児童書をリストアップしました。
はあ、疲れた。
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by kuni19530806 | 2010-05-13 23:10 | 仕事 | Trackback | Comments(0)

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